目黒川沿いの「桜の海原」
を見渡せる絶好のロケーション
今月16日から東急東横線と東京メトロ副都心線の相互直通運転が始まったが、その相直に伴う「最大の功績」は何だろう?
東武東上線・西武池袋線から東京メトロ有楽町線・副都心線を経て、東急東横線とみなとみらい線までが一つの路線でつながって便利になったのはもちろんだが、私が実感している一番の喜びは中目黒駅ホームの延伸だ。
ホームから見下ろす形で、目黒川沿いの「桜の海原」を見渡せる大パノラマは、まさにホーム延伸が生んだ「最高の副産物」といえる。
もともと東横線はすべて8両編成、副都心線は10両編成で運転されていた。そこで東横線では、相直に向けて特急・通勤特急・急行列車が停車する主要駅ホームを、副都心線10両編成に対応するために拡増及び延伸工事を進めてきた。その結果、中目黒駅では目黒川を跨がる格好で上り渋谷方面にホームを伸ばすことになったわけだ。
上り渋谷方面側のホーム延伸部にはアスファルトが敷かれ、その境目の色は明らかに異なる。 まるで桜を眺めるために増設されたようなVIP席だ!
年に一度、この時期だけの楽しみを絶好のロケーションで味わってみてはいかがでしょうか。
◎渋谷の桜スポットマップはこちら → http://www.shibuyabunka.com/map/20130312/
編集部・フジイタカシ
渋谷の記録係。渋谷のカルチャー情報のほか、旬のニュースや話題、日々感じる事を書き綴っていきます。