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トーキョーワンダーサイト渋谷について

先日、まつゆうさんの取材トーキョーワンダーサイト(TWS)渋谷『東京画─ささやかなワタシのニチジョウのフーケイ』を観て来ました。TWS渋谷は、渋谷パルコパート2の目の前という好立地にも関わらず、入り口が非常に控えめなこともあって、案外空いているから、ちょっと息抜きをしたいときにはオススメ。デートの途中なんかに「ちょっと絵を観てこっか」とかいうのも良くないっすかね。「この人、こんな一面もあるのね」という展開に期待を寄せて……。

TWSが若手アーティストの育成を目指しているとあって、TWS渋谷にも誰もが知っているような巨匠の作品は飾られていません。が、それだけに、感覚が近いというか、「これいいな」と等身大に共感できる作品に出合えます。きっと、自分たちと似た感覚で「今」を捉え、表現する作品が多いからなのでしょう。そういう意味では、絵画や版画、写真を通じ、東京の「日常」を照らし出す現在の展示会は、きっと多くの人が楽しめると思います。



スタッフの話を聴いて少し驚いたのが、展示会によっては、1万円以下で買える作品も色々と展示されているということ。普通、美術館の展示を気に入ったからといって「これ買おっかな」とは思いませんが、TWSなら、そういうことができるかも。芽の出る前の若手アーティストの作品が高価でないのは当たり前なのでしょうが、なんだか新鮮な驚きでした。館内で立った姿勢で観るよりも、自分の部屋に飾って好きな音楽でもかけてリラックスして眺めるほうが、きっと、絵画の魅力はグッと胸に迫ってくるはず。TWSは、意外と縁遠い「絵を買う」という行為に近づける場所でもあります。

(写真はどちらも『東京画─ささやかなワタシのニチジョウのフーケイ』会場風景)

編集部・Nino

1975年川崎生まれ。音楽と映画とお酒とスイーツを愛するインドア派の男です。

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