今週末のオススメカルチャー・イベント情報（6/5）

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そろそろ梅雨入りの季節がやってくる。雨の週末はどうしても外出が億劫になりがちですが、ちょっとだけ頑張って映画館や美術館に足を運んでみてはいかがでしょうか。いつものリビングのソファーでＤＶＤを観るよりも、映画館の良質な音響と非日常的な空間の中で、その作品の中へ感情移入する気持ち良さは格別。

さて「雨」といえば、映画「シェルブールの雨傘」「雨の唄えば」や「雨あがる」など、タイトルに雨の付く名作は多数存在する。中でも、私が一番始めに思い浮かべるのは、横濱聡子監督の大出世作である「ジャーマン＋雨」。よし子のハチャメチャぶりに笑いが止まらなかったのを思い出す。縁合って、昨年7月に彼女にインタビューしたときに「今はまさにシナリオを修正しているところ。もうじきロケハンやオーディションをして撮影が開始されるんですが、今まで作った2本とは比べものにならないくらいの予算がついたので、表現の幅も広がればと思っています。内容についてはまだお話できる段階ではありませんが･･･。ただ、商業主義に流されがちな日本の映画界に一石を投じる作品にしたい」と次回作について自信をのぞかせていた。いよいよ今週末（6/6）から、その最新作「ウルトラミラクルラブストーリー」が渋谷ユーロスペースで封切られる。青森県出身の横濱監督と同郷の松山ケンイチさんが主演を務め、かつ青森県を舞台に全編津軽弁で進むラブストーリー。東京からやってきた保育士、町子（麻生久美子）に一目惚れしたヘンテコ農業青年の陽人（松山ケンイチ）が、まるで天真爛漫な子供のように飛び跳ね、常識を蹴散らす。そして恋を成就させようと奔走するうちに嘘みたいな出来事が次々に巻き起こり、そして、最後にミラクルを呼び起こす･･･。すべてをシャッフルしてグチャグチャにしながらも、最後にスッキリとする、これこそが横濱作品の魅力と言えるかもしれない。ハッキリとしない梅雨空には、まさにピッタリな作品！

そのほか、週末のオススメイベントやカルチャー情報は下記をご覧下さい。

＜イベント＞
◎エコライフ・フェア2009
場所：代々木公園ケヤキ並木・イベント広場
日時：2009年6月6日〜6月7日
料金：入場無料
主催：エコライフ・フェア2009実行委員会
後援：文部科学省、経済産業省、国土交通省ほか
メモ：。７日、太陽光発電を利用したエコステージで岡本真夜さんのミニライブも。

＜カルチャー＞
◎【ステージ】桜姫
場所： Bunkamura シアターコクーン
日時： 2009年6月7日〜6月30日
料金：S席12,000円A席9,000円/コクーンシート5,000円
メモ：長塚圭史×串田和美×中村勘三郎によるコクーン歌舞伎。6・7月で2つの「桜姫」が観られる。

◎【展覧会】特別展 イラストレーター170人が描く「わたしの句読点」
場所：たばこと塩の博物館
日時：2009年6月6日〜7月5日10:00〜18:00
料金：一般、大学生100円、小・中・高校生50円
メモ：安西水丸さん、宇野亜喜良さん、和田誠さんほかのトークイベントも予定。

◎【映画】USB
場所：シネマライズ
日時：2009年6月6日〜
料金：一般1800円　大1000円（月〜金）1500円（土日） 高・中・小・シニア1000円
メモ：奇才？鬼才？機才？カルト界の王子・奥監督の新作。ライズエックスでは過去作品を一挙公開。

◎【映画】バッド・バイオロジー　狂った性器ども
場所：シアターN 渋谷
日時：2009年6月6日〜7月3日
料金：一般1800円 大1500円 高・中・小・シニア1000円
メモ：オススメ映画か？解説を読む限りでは、かなりおバカ度の高い作品の予感！？24cmか･･･。

◎【映画】ザ・スピリット
場所：渋谷東急
日時：2009年6月6日〜
料金：一般：1800円 大・高：1500円 中・小・シニア・幼児：1000円
メモ：フランク・ミラーは時計界の天才ではなく、アメコミ界の革命児です。それって･･（寒）。

◎【映画】ウルトラミラクルラブストーリー
場所：ユーロスペース
日時：2009年6月6日〜
料金：一般1700円 大・専1400円 シニア1200円 高800円 中学生以下500円
メモ：青森の2大スター、松山ケンイチさん×横浜聡子さんが実現。全編津軽弁は字幕が必要か？

編集部・フジイタカシ

渋谷の記録係。渋谷のカルチャー情報のほか、旬のニュースや話題、日々感じる事を書き綴っていきます。