今週末のオススメ
カルチャー・イベント情報(5/22)
ついに東京、神奈川にも新型インフルエンザが上陸!昨日から私も通勤時の電車内ではマスク着用を始めたが、不思議なことに口鼻だけを覆っているだけなのに、なぜか視覚が狭くなった気がする。いつものような軽快なフットワークで、渋谷の人混みをスイスイと移動なんて、頭では思い描きつつも、危うく他人とぶつかりそうになってしまったり・・・。上手く歩けません。ちょっとしたことですが、人間の感覚って繊細に出来ているものだと、改めて実感。マスク初心者の方は、新型インフルと同時に思わぬ事故にもご注意を。
さて今週末の渋谷では、明日土曜日に代々木公園で「第1回プライドフェスティバル」が開催される。ここ数年、テレビ界ではおネェ系タレントの露出頻度や、さらに前田健さんのようにゲイであることを自らカミングアウトする著名人も増えたことから、以前に比べると性的マイノリティに対する理解は進んでいるように感じる。とはいえ、それは顔も名前も知られた有名人であるからかもしれません。同性愛者や性同一性障害を持つ人びとのすべてがエンターテイナーであるはずもなく、人から注目されることさえ、苦痛を感じている人もきっと多いはず。多様な個性が共存し合う都会ならまだしも、地方においては未だに偏見や差別が根強く、本来の自分を隠しながら生きるしかないとか・・・。
そういえば、現在、渋谷シネマライズで公開中の映画「ミルク」も、1970年代、同性愛者であることを公表してアメリカ初の政治家となった、ハーヴィー・ミルク氏の半生を追った作品でしたね。第81回アカデミー賞主演男優賞&脚本賞を受賞した話題作であることから、ご存じの方も多いと思いますが、世界的に性的マイノリティに対する意識が高まりつつあるのも事実。ミルクの死から30年、アメリカでは黒人初の大統領が誕生し、世界が、時代が確実に変わりつつある中で、私たち人類は様々な失敗と過ちを経験しながら、人種、年齢、性別、文化、宗教などの異なる人びとが共存共栄できる道を探そうとし始めている、と信じたい。そして、虹の向こうに見えるものが、輝ける未来であって欲しいと願う。
そのほか、週末のオススメイベントやカルチャー情報は下記をご覧下さい。
<イベント>
◎第1回東京プライドフェスティバル
場所:代々木公園
日時:2009年5月23日 広場/10:30〜18:00 ステージ/11:00〜19:15
主催:TOKYO Pride
メモ:レズビアン・ゲイなど同性愛者解放&交流イベント。ゲストに前田健さんも登場
◎代々木公園 フリーマーケット
場所:代々木公園イベント広場
日時:5月24日 9:00〜16:00
主催:リサイクル推進友の会
メモ:若者や外人の出店も目立ち、渋谷ならではの掘り出しものに出合えるかも
<カルチャー>
◎【写真展】プレス・カメラマン・ストーリー
場所:東京都写真美術館
日時:〜2009年7月5日
料金:一般 500円/学生 400円/中高生・65歳以上 250円
メモ:戦前・戦中・戦後に活躍した新聞カメラマンにフォーカスした企画展
◎【アート】FROZEN JAZZ
場所:TOKYO HIPSTERS CLUB
日時:2009年5月22日〜6月7日12:00〜20:00
料金:入場無料
メモ:ストリートカルチャーに影響を受けたMao Simmonsさんの初個展
◎【映画】重力ピエロ
場所:ヒューマントラストシネマ渋谷
日時:2009年5月23日〜
料金:一般1800円/ 大・高1500円/ 中・小・シニア1000円/会員:1300円
メモ:「アヒル」「フィッシュ」に続くは「ピエロ」ね。伊坂幸太郎ワールド炸裂っす
◎【映画】忌野清志郎追悼上映 不確かなメロディー
場所:ヒューマントラストシネマ渋谷
日時:2009年5月23日〜
料金:1,500円均一 /シニア・中学生小人は1,000円
メモ: 2000年のライブツアーを追ったドキュメント。やはり、清志郎にはライブが似合う
◎【映画】映画館大賞 ベストセレクション
場所:ユーロスペース
日時:2009年5月22日〜5月29日
料金:1,300円均一
メモ:「ダークナイト」「ぐるりのこと。」ほか、08年公開のベストチョイス!ハズレなし
◎【映画】中国の若き巨匠ジャ・ジャンクー 奇跡の軌跡をたどる
場所:ユーロスペース
日時:2009年5月23日〜6月5日
料金:一般・大学生1,400円/会員・シニア1,000円
メモ:「四川のうた」のジャ・ジャンクーの特集上映。日常からリアルな中国が見えてくる
◎【映画】ジャップ・ザ・ロック・リボルバー
場所:ユーロスペース
日時:〜2009年6月5日
料金:一般1700円/大学・専門学校生1400円/シニア1200円/高校生800円/中学生以下500円
メモ:聴覚障がい者による手話ロックバンドが存在する、彼らの魂の叫びを聞け!
編集部・フジイタカシ
渋谷の記録係。渋谷のカルチャー情報のほか、旬のニュースや話題、日々感じる事を書き綴っていきます。