今週末のオススメ
カルチャー・イベント情報(5/8)
来週13日より、第62回カンヌ映画祭が始まる。
日本からはコンペ部門にエントリーされる作品はないものの、映画「バベル」で国際女優としての評価が高まった菊池凛子さん主演のスペイン映画「Map of the Sounds of Tokyo」(イザベル・コイシェ監督)の正式出品が決定した。そのほか、個人的には奇才・ラース・フォン・トリアー監督が手掛けるホラー映画「Antichrist」や、「ある視点」部門に選出された是枝裕和監督の「空気人形」も気になるところ。
GW中はDVD三昧で家にひきこもっていた私も、カンヌの季節の到来とともにスクリーンという海で溺れてみたい、そんな感情に駆られる。
さてGW中、渋谷ではハリウッドものの超大作が目立ったが、気分も抜けつつ今週末からはミニシアター系ドキュメンタリー映画の公開がずらり。中でも、ケニアのストリートチルドレンの現実を追った映画「チョコラ!」は貧困の悲惨さを訴える社会派ドキュメントというよりも、むしろ、貧しい中でもいきいきと生きる子どもたちの逞しい姿を捉えた作品としてオススメ。
なぜ、私たちは生き生かされているのか、ドキュメンタリーから「生きるとは何か?」をいま一度考えてみてはいかがでしょうか。
<イベント>
◎ワンラブ ジャマイカ フェスティバル 2009
場所:代々木公園けやき並木会場
日時:2009年5月9日〜5月10日 9時〜20時 雨天決行
主催:ワンラブジャマイカフェスティバル実行委員会
後援:ジャマイカ大使館、ジャマイカ政府観光局、外務省、他
メモ:ボブマーレーになりきる歌コンペも開催、優勝者にはジャマイカ旅行!
<カルチャー>
◎【アート】やなぎみわ マイグランド・マーザー
場所:東京都写真美術館
日時:〜2009年5月10日
料金:一般 800円、学生700円、中高生・65歳以上600円
メモ:今週末でラスト。写真を見ながら「50年後の自分」に思いを馳せるのも楽しい
◎【映画】チョコラ!
場所:ユーロスペース
日時:2009年5月9日〜〜5月22日
料金:一般1700円 大・専1400円 会員・シニア1200円 高800円 中学生以下500円
メモ:初日は小林茂監督の舞台挨拶あり 。ちなみに「チョコラ」はスワヒリ語で「拾う」の意味
◎【映画】長江にいきる 秉愛の物語
場所:ユーロスペース
日時:2009年5月9日〜5月22日
料金:一般1700円 大・専1400円 会員・シニア1200円 高800円 中学生以下500円
メモ:追加公開決定。一人の女性を通して浮かび上がる三峡ダム建設と中国の現状
◎【映画】NO NEW YORK 1984-91
場所:UPLINK X
日時:2009年5月9〜5月22日
料金:1,800円 ※ドリンク付き
メモ:80年代にNY映画界に巻き起こった、タブーに挑む映像ムーブメントの記録
◎【映画】旅立ち〜足寄より〜
場所:ヒューマントラストシネマ渋谷
日時:2009年5月9日〜
料金:一般1800円 大・高1500円 中・小・シニア1000円 会員1300円
メモ:歌手・松山千春の自伝小説の映画化、ちー様ファン必見!
◎【映画】『半身反義』凱旋上映
場所:UPLINK FACTORY
日時:2009年5月10日
料金:1,500円
メモ:半身不随になった演出家・山岸達児さんを追うドキュメント。当日はトークイベントもあり
編集部・フジイタカシ
渋谷の記録係。渋谷のカルチャー情報のほか、旬のニュースや話題、日々感じる事を書き綴っていきます。