ラテンピアニスト・仲田美穂
CD『コラソン』発売
いよいよ8月も終わり、今年の夏も終幕を向かえますが、ラテン音楽の世界は新譜発売に見逃せないライブと、まだまだ暑さが続きそうです。日本では数少ない女性ラテンピアニスト、仲田美穂のデビューアルバム『コラソン』が、8/20日に発売されました。仲田さんは国立音大卒業後ザルツブルグに留学した才媛ですが、その後キューバ音楽の魅力にとりつかれ、本場ハバナでの武者修行を経てラテンピアニストとして活動しています(写真1)。写真を見て皆さんお判りでしょう、才色兼備とはまさにこのことですね(写真2)。『コラソン』は選曲のセンスが良く、聴き心地バツグンの一枚。クラッッシックの基礎がしっかりしている仲田さんのピアノは、ジャズをやってもラテンナンバーに取り組んでもきちんと自分のカラーが出ている。女性ピアニストが花盛りのJ-JAZZ界ですが、ラテン・サイドから思わぬ才能が飛び出した感じでしょうか。『コラソン』はJ-JAZZの名門レーベル「ワッツ・ニュー」から発売されています。渋谷タワレコではJ-JAZZのコーナーでレコメンドされてます。
残暑が続くなか、リスナーをカリブ海のビーチへと誘う『コラソン』。フルボリュームで聴いて夏を惜しんでください(写真3)。
高橋慎一(フォトグラファー)
98年よりフリーランス・フォトグラファーとして独立。現在、雑誌・書籍・CDジャケットなどで活躍中。また、ライターとして音楽関係、海外紀行、ドキュメント記事等を雑誌や書籍で精力的に執筆。