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渋谷ジャムセッションvol.19
DVD『チカーノ・ギャングスタ』発売記念イベント
in アップリンク

昨年、日本中のワルたちを震撼させる衝撃の書物が発売された。その名も『チカーノになった日本人』（写真１）。著者であるケイ氏の「日本でのヤクザ稼業〜米国での麻薬取引き〜FBIおとり捜査〜ロサンゼルス刑務所での10年の懲役〜チカーノ・ギャングたちとの友情」という壮絶な半生を綴ったこの本は、発売以来口コミで噂が広がり、遂にはタワレコード渋谷店での月刊書籍売り上げ最高位2位にランクされるまでになった。

そんな話題の書籍の世界を完全映像化したのがこのDVD『チカーノ・ギャングスタ』だ（写真２）。ケイ氏がロサンゼルス刑務所服役中に、熱い友情で結ばれることとなったチカーノ・ギャングたちの元を訪れて撮影した衝撃映像は、観るもの全てを震撼させる。
メキシコ・ティファナ、LAと、国境を跨いでチカーノギャングの生態を追いながら、撮影クルーはクールに彼らのぎりぎりの生きざまをカメラを通して記録してゆく。故に、チカーノギャングたちが置かれた状況のシリアスさが、より観るものに熱く伝わるのだ。

DVD発売を記念したトークイベントが、7月7日、渋谷・アップリンクで開催された。入り口にはケイ氏の関連グッズが並んでいる（写真３）。トーク中のケイ氏（左）、本編を監督したYASUO-ANGEL氏（中央）、写真家の名越啓介（右）（写真4）。
とにかくこの作品の凄さは日本の常識を大きく逸脱している。今年の映画は『実録・連合赤軍』と『チカーノ・ギャングスタ』で決りでしょう！

高橋慎一(フォトグラファー)

98年よりフリーランス・フォトグラファーとして独立。現在、雑誌・書籍・CDジャケットなどで活躍中。また、ライターとして音楽関係、海外紀行、ドキュメント記事等を雑誌や書籍で精力的に執筆。

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