渋谷文化プロジェクト

渋谷をもっと楽しく!働く人、学ぶ人、遊ぶ人のための情報サイト

渋谷ジャムセッションvol.18
セサル・ロペス LIVE in 渋谷JZ Brat

 以前このブログで紹介した、キューバNO1のサックス奏者セサル・ロペスの来日公演が、4/24日、渋谷JZ Bratで行われた。
 イラケレ、アバナ・アンサンブルといった、キューバを代表するジャズ・バンドで数回の来日経験があるセサルだが、今回は単独での来日となった。平田フミト(p)、小泉哲夫(b)、大儀見元(per)、矢野けんたろう(ds)の4人がサイドを固め、日本人プレイヤーの質の高さも同時に感じさせる、ハイレベルなライブとなった(写真1.2)。
 ストリングスとの競演を果たした大作アルバム『Classicos De Cuba キューバ、珠玉のフィーリン名曲集』をリリースしたばかりのセサルは、今回のライブでもアルバムの核となった40〜50年代のカンシオン(歌モノ)、フィーリンの名曲を熱演。人類がアルト・サックスという楽器を使って奏でることの出来る、限界点とも言うべき美しきサウンドを披露した(写真3,4)。
 こちらの写真は打って変わって、渋谷のカフェでチェスに興じるセサル(写真5)。ちなみにこの対局、チェコ人シェフを相手にセサルの2戦2勝。サックスの天才はチェスの名人でもありました。

高橋慎一(フォトグラファー)

98年よりフリーランス・フォトグラファーとして独立。現在、雑誌・書籍・CDジャケットなどで活躍中。また、ライターとして音楽関係、海外紀行、ドキュメント記事等を雑誌や書籍で精力的に執筆。

オススメ記事