都会の喧騒を忘れさせる
渋谷産ミントティー

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先週末、渋谷区役所神南分庁舎の屋上菜園にお邪魔してきました。

渋谷の中心で「菜園」という言葉も、どうも似つかわしいのですが、なんと区役所の屋上でジャガイモ、ニラ、イチゴやブルーベリー・・・等々の果物や野菜づくりが行われていました。ここは地球温暖化の軽減を目的にした屋上緑化モデルとして平成13年に作られ、屋上における植物栽培の様々な可能性を実験しているスペースなんだそうです。


暖かな太陽の光を受け、のんびり、ベンチに腰でも掛ければ、渋谷スクランブル交差点、センター街の喧騒がまるで嘘ではないか、そんな錯覚に陥ります。役所の屋上ということもあってか、この日も職員以外の人はなく、案外、いや、全く知られていない隠れスポットと言えるかもしれません。

さて私がここを訪れたのは、ふらふら散歩に来たわけではありません（笑）。

今週金曜日に掲載を予定している特集企画「渋谷から始まる”アグリカルチャー”という名の新しいムーブメント（仮)」の取材のため、ここ屋上菜園の世話をしている渋谷区の環境保全課の方にお話を聞いてきたわけです（詳しい取材内容については、金曜日にご覧下さい）。
その取材時に職員の方から出されたお茶が下の写真です。


写真では何の変哲もないお茶に見えるかもしれませんが、実はこのお茶、屋上菜園で収穫された「ミントティー」なんだそうです。渋谷区育ちで、渋谷区の職員に手によってお茶に変身し、そして、いま渋谷区役所内で私に飲まれているわけです。いわば、最近流行の「地産地消」「スローフード」なのが、渋谷という土地柄を考えれば、それはあまりにも贅沢すぎることなのかもしれません。「渋谷産」と聞くだけで、美味しい以外に、さらに付加価値加わるのも、渋谷ならではのことかもしれませんね。

渋谷区役所神南分庁舎
住所：渋谷区宇田川町 5-2
公開曜日/時間：月〜金曜日（祝日を除く）午前9時〜午後4時30分

編集部・フジイタカシ

渋谷の記録係。渋谷のカルチャー情報のほか、旬のニュースや話題、日々感じる事を書き綴っていきます。