人セクの人気の秘密は?
初めまして。編集部のYです。先日、シネセゾン渋谷に「人のセックスを笑うな」を観に行きました。
映画の日(毎月1日)に観に行ったため、映画館はすごい人ごみ。上映時間の1時間半前に行って、かろうじて前列よりの席が取れたという状況で、最終的には満席だったのではないでしょうか。渋谷文化プロジェクト内のアクセスランキングでも、1ヶ月ほど前から常に上位をキープしています。
映画の内容は、美大生(松山ケンイチ)と美術教師(永作博美)の恋、と言ってしまったらそれまでですが、ストーリーを追いかけるのを忘れてしまうほど、ワンシーン毎に情感たっぷりの演出が細かく施されていて見応えたっぷり。松山ケンイチ自身が初日の舞台挨拶で語っていたように、永作博美と松山ケンイチのじゃれ合うシーンは秀逸。「人がイチャイチャしてるのなんて見たくないよ!」と嫉妬心でイライラしてしまうほど、リアリティに溢れていました。映画を観に行くという気構えは必要なく、むしろ流れる映像が自分の現実に浸透してくるような不思議な感覚です。冬に公開されて以来ロングランが続いていますが、でもさすがにそろそろ終わってしまうんじゃないか、というのが編集部の予想。
映画には、コタツもミカンもストーブも登場します。桜の話題も登っていますが、かろうじてまだ「あったかい」がありがたい時期。でもほんとギリギリ(笑)。見たいと思っていた人は、ぜひぜひお急ぎ下さいね。
編集部・横田
1980年生まれ、神奈川県在住。大学進学を期に上京して以来渋谷はカルチャーの聖地です。現在は渋谷文化プロジェクト編集部に所属しながら、介護士として働くニ足のわらじ生活です。