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「なじみの店」と言いたい、
ほっこり鮨屋

ボンジュー!

なんだかすっかり春の香りがしますね。私、寒いほうが好きなので、ふわぁっと暖かい空気や匂いを感じるとちょっと切なくなります。あのキリッと肌を刺す感覚がなくなるかと思うと寂しいですし。と、まぁいつも季節の変わり目には胸を締め付けられている山本です。でも、どんなときでも毎日変わる気候や季節には敏感でいたい。こんなコンクリートジャングル(古い?)の東京・渋谷でさえ感じる日本の四季は本当に素晴らしいと思うので。そうそう、渋谷の季節体感スポットとかも案内できればいいですね。テイクアウトフードを併せて紹介できればいいな(できればいいな、じゃないですよね。します!)。

さて今日は代々木上原で28年続くお鮨屋さんをご紹介。駅前にありながらも1本路地を入った住宅地にひっそり店を構える『初音鮨』は、ご主人、息子さん、奥さまの家族で営むなんとも温かいお店です。昔の鮨屋はこのスタイルが基本だったそうですね。だから気軽に訪れられたのでしょう。ちなみに息子さんは銀座の名店で10年修行を積んで戻ってきたそうです。店内はカウンターと座敷が少し。カウンターには昔ながらのネタケースが。そのネタケースには毎朝ご主人が築地から仕入れたものがずらりと並びます。夜だと旬の魚の焼き物や煮物がつまみとして登場するそう。通うごとにご主人は会話から好みをつかんでくれるので、回数を重ねるごとに品書きにはない隠しつまみも登場するとか。むぅ、これを聞いたら通わざるを得ないですよね。鮨屋は通ってなんぼですし。
画像は(ぶれててすみません。)特上にぎり2700円。「馴染みの店なんだ」といつか言えるようになりたいな。また愛すべき店が増えてしまいました。

渋谷系グルメライター・山本

1980年生まれ、 2004年より代々木公園近くの渋谷区在住。渋谷駅から代々木公園、代々木上原あたりまでが主に出没スポット。自転車で渋谷の街をかけぬけ、渋谷系フードを10年以上食べ歩いている。レストランはコストパフォーマンスとサービスを重視。好きなものはカフェラテ、ビール、肉。

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