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☆金子國義御大 個展始まる!

1960年代から澁澤龍彦をはじめたくさんの文学者、ミュージシャ ン、ファッションデザイナーなどに愛され影響を与え続けてきて、日本 のカルチャーシーンにおいて常に異彩を放し続けてきた金子先生の個展Bunkamuraギャラリーで行われております。
今回は近年の代表作でもある最後の晩餐シリーズを始め、新作の油絵、 版画の数々が展示されております。京都の和服メーカー・京呉館とのコラボレート作品や 東京フレンチキュイジーヌのクイーン・アリスの金子先生がパッケージを担当した商品。またサドやバタイユなど金子先生が表紙を担当した書籍も会場では販売しております。。。
搬入・飾り付けは私ヴィヴィアン佐藤もお手伝いさせて頂きました。

さて、前回の個展オープニングの際にフランソワーズ・モレシャンさんとお話ししました。現在、様々なニュースや情報、価値観が瞬時に世界規模に出回り受け取られるいわゆるグローバル化が進んでおります。その動きは一層加速されて来ております。もちろん美術界にもその影響は凄まじく、「現代アート」と言われるジャンルが使い捨ての様にめまぐるしく変わることにもその現象の脅威は証明されております。
「ニホンのカネコ」は現在のフランス人よりもフランスらしい、ヨーロッパ人よりもヨーロッパらしい作品を作り続けている、、、私達は意気投合しました。
金子先生が美術史や美術の技法よりも日常の作法や習慣をより重んじ、 それらを踏まえた上での日本独自の粋の文化を提供することで、その 「本物性」は真実味を増します。

ヴィスコンティやバルティスなどもその生きて来た「時代の終焉時」に 輝きを増して来たことにも着目すべきです。

現在Bnkamuraギャラリーでそれらを目撃することが出来ます。是 非。

サイン会は2/10(日)16:00〜同会場にて。
展覧会は2/12(火)まで。

ゲストブロガー/ヴィヴィアン佐藤さん
金沢工業大学建築学科大学院卒業後、磯崎新氏のアトリエを経て、アーティストとしての活動を開始。華やかな衣装やカツラをまとってクラブやパーティに出没するかたわら、舞台美術やイラスト、エッセイ、映画批評、またカツラや服飾、インテリアのデザインなど、領域を横断して活躍する。

ヴィヴィアン佐藤 公式サイト

インタビュー記事(2006年11月10日)

ヴィヴィアン佐藤(非建築家)

非建築家、アーティスト、ドラァククイーン、イラストレーター、文筆家、パーティイスト、、、と様々な顔を持つ。独自の哲学と美意識で東京を乗りこなす。その分裂的・断片的言動は東京では整合性を獲得している。。。なんちゃって。

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