渋谷ヒカリエで渋谷発・日本初 「ご当地フォント展」 渋谷から全国へ広がる
全国から生まれた新たな「ご当地フォント」を発表する「渋谷発・日本初 ご当地フォント展」が12月1日〜5日、渋谷ヒカリエ8Fのイベントスペース 「8/」COURT、ギャラリーCUBEで開催される。主催は一般社団法人シブヤフォント。
渋谷では2016年から、区内でくらし・はたらく障がいのある人たちの描いた文字や数字を、渋谷を拠点とする専門学2校桑沢デザイン研究所の学生が、彼らと協働しながらフォントやパターンとしてデザインした「シブヤフォント」の制作を開始。制作されたデータは渋谷区公認のパブリックデータとして公式サイトで公開し、誰でも利用・活用ができる仕組みを整えている。また「シブヤフォント」は様々な商品に採用され、その売上の一部を区内の障がい者支援事業所に還元するほか、渋谷区が掲げるダイバーシティ&インクルージョンの理念を広げる啓発活動の一翼を担っている。
渋谷発の障がいのある人・デザイナー・障がい者支援事業所による共創アートワーク(フォント・パターン)を、渋谷以外の全国にも広げるソーシャルプロジェクト「ご当地フォント」を新たにスタート。今回のイベントでは、広島や富山、大分、滋賀、江戸川区の5拠点から生まれた新たな「ご当地フォント」の発表・展示を行い、単なる“文字”の役割にとどまらない“フォント”の魅力を紹介するほか、企業活動で活用される障がいのある人のアートの事例なども展示していく。
会期中、会場展示のほか、12月3日・4日はアートやフォント、街づくり、福祉などに関わる専門家を招き、「ご当地フォント」がどのように地域活性化と企業価値向上に貢献しうるのかを対話を通して考えるイベントも実施。たとえば、3日開催のトークイベント「福祉とデザインによる地域づくり」(12/3 13〜14時半)では、ソトコト編集長・指出一正さん、官民共創プロジェクトを推進するソーシャル・エックス代表・伊藤大貴さんが登壇。障がいのある人たちから生まれたアートが「地域の未来をどう変えるのか?」を語り合い、白熱した議論を行う。
4日開催の「フォントおじさんが語るフォントのはなし」(4日13〜14時半)では、「フォントおじさん」こと、フォントエヴァンジェリスト・関口浩之さんが登壇し、一般社団法人シブヤフォント共同代表・磯村歩さんと一緒に「Webフォント」や、「ご当地フォント」の魅力を語り尽す。さらに「障がいのある人のアートとSDGs 〜全国の企業のチャレンジ〜」(4日15〜17時)では、コクヨやアフラック生命保険、内田洋行、ブリストル・マイヤーズ スクイブなど企業担当者が参加し、障がいのある人のアートを企業がどう活用しているのか。企業価値向上に資するチャレンジや事例を紹介していくという。
シブヤフォントから端を発した「ご当地フォント」。アートと福祉と地域地域活性、ビジネスを融合したその魅力がどこにあるのか、会場でぜひチェックしてみてはいかがだろうか。
渋谷発・日本初 「ご当地フォント展」
〇日時:12月1日 〜12月5日 11:00〜19:00
※最終日のみ17時まで
〇会場:渋谷ヒカリエ8F 「8/」、CUBE 1,2,3
Yes Fee: Free
〇主催:一般社団法人シブヤフォント
〇後援:一般財団法人渋谷区観光協会
〇 Official:https://www.gotouchifont.jp/event001/
※イベント参加の場合は、事前に申し込み必要(無料)