代々木公園で親子で楽しめる防災イベント「もしもフェス渋谷2022」 自衛隊炊き出しも
子どもから大人まで、災害に備える知識が学べるイベント「もしもフェス渋谷2022」が9月3日(土)・4日(日)、代々木公園で開催される。
「防災・減災」の普及啓発を目的とする同イベントは、2019年まで毎年9月に渋谷区が開催していた「渋谷区総合防災訓練(SHIBUYA BOSAI FES)」の流れをくむもの。災害時の実際の避難場所となる「代々木公園」を会場として、渋谷区民・来街者参加型で楽しく体験できるアトラクションやトークイベントなどを交えながら、防災・減災に関する知識を楽しみながら学び・身に着けるという新たな試み。渋谷区観光協会、渋谷未来デザイン、こくみん共済 coop <全労済>の3団体と、渋谷区の共催で実施される。
首都直下地震の発生確率は30年以内に7割と想定。もしも今、首都直下型地震が起きたら、交通機関はストップし、帰宅困難者は約500万人、避難生活者は約300万人に上り 、食糧も不足するという被害予測されている。「もしも」は「いつか」必ず起こるもの。同イベントでは、暮らす人、働く人、遊ぶ人など、多様な人が集う渋谷を舞台に、一人ひとりが「もしも」の日のために何ができるかを考え、備えることで、災害に強い「レジリエントな街づくり」をめざす取り組みの一つである。
当日、会場で実施する主なコンテンツは、子どもから大人まで参加できる防災体験アトラクション「もしもを駆ける体力チャレンジ『SPARTAN RACE』」や、キャンプグッズで災害に備える方法を紹介する「もしもを体験 防災×キャンプ」など。
さらにメインステージでは、日本テレビのアナウンサーで防災士の岩本乃蒼さん、気象予報士で防災士の木原実さんとそらジロー、TBSのアナウンサーで防災士の伊藤隆佑さんとブーナ、フジテレビのアナウンサーで防災士の石本沙織さんとガチャピン・ムックと各局アナウンサーとキャラクターが登壇し、楽しく防災が学べるトークショーを実施する。
そのほか、会場内には東京消防庁からポンプ車や街角救助車、起震車、自衛隊 東京地方協力本部から軽装備車や炊事車が展示。また炊事車を使って自衛隊によるカレーの炊き出しも行う(一日400食ほど提供)。
突然災害に備え、家族や友人と一緒にフードフェスや音楽フェス感覚でイベントに参加してみてはいかがだろうか。
もしもフェス渋谷2022
○開催:2022年9月3日(土)・4日(日)10:00〜18:00
○会場:代々木公園
○入場:無料
○主催:
一般財団法人渋谷区観光協会
一般社団法人渋谷未来デザイン
こくみん共済coop <全労済>
もしもフェス実行委員会
○共催:渋谷区
○公式:https://moshimo-project.jp/fes2022