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2007年、印象に残った10大イベント

今年、渋谷で鑑賞したイベントなどで印象に残ったものを10本挙げてみました。

映画『アズールとアスマール』シネマ・アンジェリカ
映画『ひなぎく』シアター・イメージフォーラム
映画『大日本人』Q-AXシネマ
映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』アミューズCQN
映画『グラストンベリー』Q-AXシネマ
音楽『ジェーン・バーキン JAPAN TOUR 2007』Bunkamuraオーチャードホール
アート『澁澤龍彦の驚異の部屋』関連展/ギャラリーTOMほか
アート『世界報道写真展2007』東京都写真美術館
ステージ『渋谷東横落語会』セルリアンタワー能楽堂
イベント『カレー部例会@電力館』電力館


『アズールとアスマール』は文化の多様性を扱ったテーマなど、教科書的な表現が目立ちましたが、きめ細かい模様やサイケデリックな色彩にイスラム社会特有の美意識を感じ、アニメーションの緻密さと描写力に惹きつけられました。『ひなぎく』からは映像という表現の自由さと強さ、女性の持つかろやかさとたくましさを感じました。『大日本人』は政治的なメッセージも入っていて意外な展開に戸惑うこともありましたが、「映画は観るまでの時間も楽しい」ということを感じました。

『ヱヴァンゲリヲン』では、今の時代に洗練されたアニメを劇場で鑑賞することの醍醐味と、次作の公開を待つという楽しみを味わい、『グラストンベリー』からは、3度訪れた当地の形容しがたいスピリチュアルな空気とハッピーな狂騒の空間を見事に映像化していて感動しました。

ジェーン・バーキンのライブは、時代のアイコンとしての様々な表現活動や出来事を通じて、多くの人から賞賛される人生を送っているバーキンのあたたかい人間性が伝わってくる素晴らしい時間でした。ゴールデンウィークに埼玉や鎌倉などでも開催されていた澁澤龍彦の関連展では、澁澤龍彦という作家の世界観を知ったことで「知の愉しみ」を味わいましたし、写真美術館での『報道写真展』からは、一枚の写真が否応なしに媒体として十分に表現力を持ちえるという、「写真表現」の視覚への訴求力の強さを改めて感じました。

落語は初体験でしたが、三遊亭楽太郎さんの人情話では話術に引き込まれ、想像することの楽しさを味わい、落語は鑑賞するものではなく「聴く」ものなんだということがよくわかりました。『カレー部例会@電力館』で、タモリさんの手作りカレーを食べたのも記憶に残る素敵なイベントでした。ということで今年最後の写真は、タモリさんのカレーです。



来年も素敵なイベントをたくさん体験できるような一年でありたいです。それではよいお年をお過ごしください。

※年明け恒例となったパルコ劇場での「志の輔らくご」を行う立川志の輔さんのインタビューが、年明け1月4日に当サイトで公開される予定ですので、しばらくお待ちください!

※渋谷以外では、嵐の東京ドームコンサートが衝撃的でした。

編集部・M

1977年東京の下町生まれ。現代アートとフィッシュマンズと松本人志と綱島温泉に目がないです。

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