Park-PFI事業で「恵比寿南一公園」が今秋に開園へ ペット施設やプレーパークも
恵比寿ガーデンプレイスに程近い、「イカ公園」の愛称で知られる「渋谷区恵比寿南一公園」が、神南・「北谷公園」に続く渋谷区2例目となるPark-PFI事業を活用し、2022年9月の開園を目指して改良整備されることが発表された。
「タコ公園(恵比寿東公園)」「ロケット公園(恵比寿公園)」など、恵比寿には遊具をシンボルとする人気公園がいくつかある。イカ型のユニークな滑り台のある「恵比寿南一公園」も子どもたちが走り回れる十分な広さがあり、子どもたちに人気の遊び場として知られる。
昨年春にオープンした神南の北谷公園に続き、渋谷区で2例目となるPark-PFI事業案件。Park-PFI(プライベイト・ファイナンス・イニシアティブ)事業とは、都市公園の安全性の確保とライフサイクルコストの縮減による財政負担の軽減などを背景に、公園の設備維持から管理までを一括して民間企業に委託する制度のこと。北谷公園では、東急を代表企業とし、ブルーボトルコーヒーの出店やイベント開催等から生じる収益を活用して公園設備、改修等を行っている。
今回の「恵比寿南一公園」でも、このPark-PFI制度を活用した公募型プロポーザルが実施され、サッポロ不動産開発を代表企業とするスターツCAM、UDSで構成する共同事業体が事業者として選定された。
「育つ」「つながる」「広がる」をキーワードに改良整備が行われる本事業では、子育て、地域交流、コミュニティ拡大に貢献する公園づくりを目指し、ペットと共に利用できるダイニングカフェやペットの一時預かりサービス(ペットサロン・ホテル)、子ども向けのプレーパーク、屋内多目的スペース等を設置する計画である。確かにガーデンプレイス周辺では犬を散歩する人々が多く、ペットと共に利用できる施設は高い支持が得られそうだ。
さらに「イカ公園」として近隣の子どもたちに愛されていた同園の歴史を踏まえ、子どもたちの自発性や創造性を尊重しながら、安全・安心に自然遊びができるプレーパーク「はらっぱ広場」も整備。日中はプレーリーダーと呼ばれるのはらっぱ広場の運営者が子どもたちの安全・安心を守りながら自然遊びを実施していくという。
広さは2016.79平方メートル。園内には飲食店などが入る2階建ての施設が設置される。既に1月から着工が開始し、開園は9月ごろ。運営者であるサッポロ不動産開発は、隣接する恵比寿ガーデンプレイスを今秋にリニューアルオープンする予定となっているため、商業施設との一体的な開発で同エリアが再びにぎやかになりそうだ。
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