渋谷ストリーム、渋谷キャストでひと足早くイルミ点灯 希望の光を灯す
コロナ感染が落ち着き、渋谷の人出が徐々に戻りつつある中、渋谷の街では、冬の風物詩であるクリスマスツリーやイルミネーションの点灯が始まった。今年のイルミネーションの様子を、ひと足早く紹介したいと思う。
渋谷ストリーム大階段のイルミ点灯 「未来への希望」をテーマに
まず、渋谷ストリームでは11月18日より、ウインターイルミネーション「WINTER PRISM OF LIGHT(ウインター プリズム オブ ライト)」の点灯が始まった。今年のイルミネーションのテーマは「明日へつながる未来への希望」。「緊急事態宣言が明けて飲食店舗の営業も再開し、ようやく明るい未来が見てきた」という思いを込めて、「未来への希望」を表現したイルミネーションを展開している。
メインとなるイルミネーション「PIECE of PRISM(ピース オブ プリズム)」は、稲荷橋広場に面した渋谷ストリームの大階段上に設置。「希望」に満ちたカラフルな光のプリズムを表現した三角形の電飾を階段上に複数配置し、光と音のショーで大階段を彩るというもの。一見ランダムに配置されているように見えるプリズムであるが、1つの指定の場所から眺めると、下記の動画のように個々のプリズムが一つ大きなプリズムに合体して見えるという仕掛けとなっている。
「個々の小さなプリズム=一人一人の希望」と捉えれば、「みんなの小さな希望が集まり、大きな一つの希望の光になる」という演出。コロナ禍では我慢を強いられることも多かったが、これからは人と会ったり、外食を楽しんだり、旅行に出かけたり……、ようやく元の生活に戻れる、というみんなの希望をイルミネーションで表している。
渋谷ストリーム館内の貫通通路では、2、3階の吹き抜け部にカラフルな装飾「PRISM SKY(プリズム スカイ)」が設置。手持ちのスマートフォンと連動する非接触体験型のイルミネーションが楽しめる趣向だ。操作方法は、館内掲出のQRコードをスマートフォンから読み込み特設サイトにアクセスすると、「Smile」「Dream」「Peace」「Love」「Friends」の5つのキーワードが表示される。どれかキーワードをクリックすると、その世界観に合わせた光と音のショーが始まる。1つのショーの時間は約15秒間で、終わると次のキーワードをタッチすることができる。
さらに3階に設置されたプリズムには、コロナ禍で長い休業を余儀なくされた飲食店舗や、施設スタッフらが明るい未来を願い、プリズムにメッセージを手書きしている。点灯時間は11時〜23時、2022年2月28日まで。
渋谷川の遊歩道400メートルがライトアップ
渋谷ストリームから渋谷ブリッジ(東1)までを結ぶ、渋谷川沿いの渋谷リバーストリート約400メートルには、1本300球のLEDで装飾された「つららライト」86本が設置。さらに渋谷川にも青色のレーザーを使用したライトアップを行い、遊歩道沿いの水辺空間がロマンチックに演出されている。点灯時間は16時半〜23時、2020年2月20日まで。
同じく稲荷橋広場の「THE GREAT GURGER STAND」店頭前には、高さ約10メートルのシンボルツリーが設置。シャンパンゴールドのLEDとオーナメントで彩られ、クリスマス気分を盛り上げている。点灯時間は11時〜23時、2020年2月28日まで。
渋谷キャストで穏やかでイルミ点灯、ガレージセールやライブも
明治通りとキャットストリートの分岐点にある「渋谷キャスト」で11月18日、イルミネ―ションの点灯と共に、冬のお祭り企画「WINTER CAST.」も始まった。
渋谷キャストのイルミネーションは、広場入口に設置された円錐状のツリーを中心に建物のファサードやベンチの照明など、施設や広場全体をインスタレーションとして表現。全体的に穏やかな光で周囲を優しく灯し、シックで大人っぽいイルミネ―ションとなっている。
会期中、渋谷キャスト・ガーデン(広場)では、キャットストリートに店舗を構えるショップスタッフがお気に入りの品を販売する「ガレージセール」(12月18日・19日)や横沢ローラさんによるクリスマスライブ、子連れで楽しめる体験型アートプログラム「子連れ100人ヒロバ2021」(12月22日〜24日)、「渋谷デザイナーズマーケット」(12月25日・26日)など、様々なイベントが開催される。点灯時間は16時〜24時、2022年1月30日まで。