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渋谷ヒカリエで、ZINEやアートブックなどを展示販売する「渋本市」 

「本」をテーマにしたマーケット「SHIBUYA WANDERING CRAFT 2021 渋本市」が現在、渋谷ヒカリエ8階で開催されている。

▲メイン会場の様子

「渋谷らしい発見や出合い」を提供する「SHIBUYA WANDERING CRAFT」は2014年にスタートし、今年で7年目を迎える。今回のテーマは「本」とし、ヒカリエ担当者は「ネットとは異なるリアルな出合いの楽しさ」を提供する場にしたいという。

▲30組のクリエイターが参加し、ZINEを展示販売する

メイン企画は、同フロア中央のイベントスぺース「COURT」で展開している「ZINE MARKET」。クリエーティブカンパニーCampと、中目黒でギャラリー兼ショップスペースなどを運営するsakumottoの共同企画で、イラストレーターや編集者をはじめ、さまざまなジャンルのクリエイター30組を選出し、ZINEやグッズの販売などを行う。
▲ZINEのほか、各クリエイターのグッズも販売する▲グラフィックデザイナー・もろはしたくみさんが手掛けた「Fashion snapの向こう側」。街で見つけたオシャレさんに声をかけ、ファッションスナップを撮影しているが、実際にピントが合っているのは後方にいるクリエイター自身のスナップショット。オシャレな人よりも目立つユニークな写真集となっている(笑)。▲台湾人アーティスト・LEE KAN KYOさんのさんの作品。日本の折込みチラシに刺激され、手描きでコピーしている。▲現代美術家・加賀美健さんのZINE。手づくりのZINEとは何か?ギリギリの線を模索する作品。

▲CUBE1で開催中の「渋谷○○書店」の様子

隣接するギャラリースペース「CUBE1」では、「シェア型本屋」として今秋オープンする「渋谷○○書店」のティザーコーナーを設置。秋開業に向けたクラウドファンディングの告知とともに、「働き方」「偏愛」をテーマにセレクトした書籍を販売する。
▲書籍購入時にガチャガチャで1000円(500×2枚)で支払いを行う。カプセルの中には「レジ袋」が入っている。

どれでも1冊1000円。店内は無人であるが、ガチャガチャ(500円×2枚)を回すことで販売が成立する仕組み。カプセルの中には「レジ袋」が入っていて、本の持ち帰りに便利だ。

▲CUBE2・3で開催中の「JapanFocus Library」の様子

「CUBE 2, 3」では、日本のインディペンデントなアートブックを収集・保管するプロジェクト「Japan Focus Library」が、今まで集めたコレクション200冊を展示。
▲デザイン、紙、印刷、装丁など、こだわりの強いアートブック200冊を展示

2018年、ベルリンのアートブックフェア「ミス・リード」の日本特集のために、グラフィックデザイナー秋山伸さんが呼びかけてアートブックを収集。それをきっかけに「海外の人に日本の優れたアートブックを紹介すること」を目的とし、同プロジェクトが始動。ベルリンのほか、今までに上海やシンガポールのブックフェアにも参加し、日本のアートブックの紹介に力を注ぐ。今回は渋谷で初展示を行い、インディペンデントなアートブックの魅力を国内にも紹介していくという。


クリエイター手づくりのZINEなど、ここでしか出合えない一期一会の本も多数。
会期は8月29日まで。

「SHIBUYA WANDERING CRAFT 2021 渋本市」
○会期:2021年8月19日(木)〜8月29日(日)11:00〜20:00
○会場:渋谷ヒカリエ8F 「Creative Space 8/」
○門票:免費
○官方:https://www.hikarie8.com/home.shtml

編輯部 - Fujiitakashi

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