東京2020大会に向け、代々木競技場周辺の交通規制が始まる
東京2020大会開催に向け、国立代々木競技場周辺では7月16日から横断歩道の変更や交通規制が始まった。
1964年大会のレジェンド競技場である「国立代々木競技場」は、今回の東京2020大会でも「ハンドボール(オリンピック)」「バトミントン(パラリンピック)」「ウィルチェアーラグビー(パラリンピック)」の会場となっている。無観客開催が決定し交通混雑の心配はほぼなくなったが、イベントを円滑に進めるため代々木競技場周辺では「進入禁止エリア」などを示す掲示板の設置や「優先レーン」などの標識の掲出が行われている。
首都高代々木ICから代々木競技場までの道路には7月19日〜9月5日まで「優先レーン」が設置され、後方から大会関係車両が近づいた場合は道路を譲らなければならない。
標識表示のほか、道路上には「優先レーン」を示すピンク色の破線が引かれ、一般道路と区別される。規制時間は7月19日〜8月8日が朝5時〜翌2時まで、8月24日〜9月5日は朝5時〜翌1時まで。
また同じく、ピンク色のバスのイラストが描かれた標識は「オリンピック・ルート・ネットワーク(ORN)」。選手や大会関係者を運ぶ輸送ルートを示し、大会期間中に車両の利用を控えることを呼び掛ける。
そのほか、道路上での駐停車禁止、パーキングメーターも休止される。
車両規制のほか、歩行者動線も変わる。NHKホールのあるケヤキ並木から代々木公園に向かうには通常、歩道橋デッキで上から渡るか、都道413号線を横断する横断歩道を渡るかのいずれか。16日からは既存の横断歩道の使用は不可となり、おおよそ200メートル東に移動した「代々木競技場」向いあたりに新たな横断歩道が移設される。
原宿駅側から会場へのアクセスの利便性を高めるための変更といえる。大会終了後には元の位置に戻るという。そのほか、代々木公園B地区(陸上競技場、野外ステージのエリア)も公式練習会場や関係者用駐車場として利用されるため、立入禁止エリアとなっている。
「オリンピックスタジアム(新国立競技場)」周辺はもちろんであるが、大会期間中は「代々木競技場」周辺も交通規制がとても厳しくなる。車両での移動はなるべく避けたほうが良さそうだ。
編輯部 - Fujiitakashi
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