渋谷PARCOで「ドラえもん1コマ拡大鑑賞展」 鉛筆の文字など「原画」の迫力も
ドラえもんの漫画1コマをアートとして楽しむ「ドラえもん1コマ拡大鑑賞展」が3月13日より、渋谷PARCO8階・イベントスペース「ほぼ日曜日」で開催される。
連載開始50年を数える「ドラえもん」は、まさに日本を代表する国民的漫画の一つ。藤子・F・不二雄が描く世界観は、1コマのみを取り出して見てもアートとして成り立つ作品が数多くある。今回の展示企画は、そんな中から印象的なコマをいくつか選び、拡大して、額装を加え、まるで美術館のように作品一つ一つを鑑賞しようというユニークな試み。
決して名場面を集めた企画ではなく、登場人物たちの驚き、よろこび、かなしみ、怒りなど、1コマだけ取り出したときに言葉のみならず、絵からも楽しめるものを中心にセレクト。「この1コマは、一体どこのシーン?」と1コマから前後のストーリーを想像できるのも、同企画の面白さといえるだろう。
展示作品はすべて、藤子・F・不二雄が描いた「原画」を高解像度でスキャンし、拡大して印刷・額装を施したもの。
コミックスなど紙媒体を拡大したものではないため、鉛筆で書かれた文字、貼り付けられた写植、修正を加えた跡などがそのまま見られ、当時の作者の仕事ぶりもうかがえる。
併せて会場内では同企画を記念し、美術画集「THE GENGA ART OF DORAEMON ドラえもん拡大原画美術館」(一般発売4月7日)を4月3日から先行販売するほか、好みの1コマをモチーフにした「オリジナルTシャツ」の受注、ドラえもん関連のグッズ等の販売も行う。
入場無料、会期は4月18日まで。
ドラえもん1コマ拡大鑑賞展
○開催:2021年3月13日(土)〜4月18日(日)11:00〜20:00
○会場:渋谷PARCO8階「ほぼ日曜日」
○入場:無料
○協力:藤子プロ、川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム、小学館
○公式:https://www.1101.com/hobonichiyobi/exhibition/3946.html