20年目を迎える「アースデイ東京2020」オンライン開催
今年で20年目を迎える日本最大級の地球フェスティバル「アースデイ東京2020」が4月18日(土)・19日(日)、初めてオンラインで開催される。
1970年にアメリカ西海岸でスタートした「アースデイ」は、環境問題に対する関心を呼び掛ける環境イベントである。日本では1990年に代々木公園などを中心に大規模なイベントを初開催し、「アースデイ東京」として2001年から毎年4月の土日に実施。毎年10万人を超える来場者数を数え、春の渋谷を彩る大型野外イベントとして恒例化している。20回目を迎える今年は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、代々木公園を中心とした野外イベントは行わず、オンラインのみでの初めての開催となる。
2日間にわたるオンラインコンテンツの大きな柱は「音楽ステージ」「トークステージ」「オンラインブース」の3つ。「音楽ステージ」のメインステージでは、18日11時半〜19時、19日10時半〜18時半まで、いとうせいこう is the poet、加藤登紀子、ユサリサ、岡野弘幹ら多彩なミュージシャンやゲストのステージを配信。同時にハローアースステージでも18日12時半〜17時半、19日11時〜17時半まで、なぎら健壱、内田ボブと長沢哲夫(ナーガ)、MIDORINOMARU、TEX&SUN FLOWER SEED、樽木栄一郎らのライブパフォーマンスをYouTubeで届ける。
「トークステージ」では、18日12時〜18時、19日12時〜18時まで、地球環境やジェンダー、新型コロナウイルスなど様々な社会課題をテーマに有識者が語るオンラインのトークイベントを実施し、「希望ある未来」について参加者と共に深く考えていく。さらに「オンラインブース」では、参加者とオンライン上で交流できる新感覚ブースを Zoom で実現。少人数制のワークショップやディスカッションを参加者同士がオンライン上でコミュニケーションを図りながら展開していくという。
また、先日亡くなったアースデイ東京の実行委員長であるC.Wニコルさんが、「アースデイ東京2020」に向けて、次のメッセージを残している。「世代が進み、技術が進み、Webとデジタルが進むにつれて、かえって世代の繋がりが途切れがちになっているようにも感じます。インターネットが祝福から呪縛に変化しかねないと心配でもあります。子ども達が自然の、無垢な不思議や、素朴な美しさにも無関心になっているように感じるのも心配なことです。大きな災害、大きな自然に向き合うからこそ、私たちはつがり合い、自然の多様性を守り、人間の多様性を高めるために、生きる刻を共にして活動しなければならないと思うのです。生きる刻を共に歩き始めましょう(一部抜粋)」。
新型コロナウイルスの感染者が世界で200万人を超えるなかで、今週末の2日間は、今まで以上により多くの人びとが「地球のことを考える」時間になりそうだ。
アースデイ東京2020
○日時:2020年 4 月18日10:00〜19:00/19日10:00〜18:30
○参加:無料
※代々木公園での開催はありません。オンラインのみでの開催となります
○主催:アースデイ東京 2020 実行委員会
○後援:環境省/文部科学省/農林水産省/東京都/渋谷区/東京商工会議所/日本生活協同組 合連合会/(公社)東京都専修学校各種学校協会/渋谷公園通商店街振興組合/一般社団法 人 地球温暖化防止全国ネット/朝日新聞社/読売新聞社/毎日新聞社/東京新聞/産経新聞 社/NHK/文化放送/J-WAVE/TOKYO FM/InterFM897
○公式:https://www.earthday-tokyo.org/earthdaytokyo2020