渋谷文化プロジェクト

渋谷をもっと楽しく!働く人、学ぶ人、遊ぶ人のための情報サイト

地上230メートル、渋谷駅直上に新しい観光スポット「SHIBUYA SKY」 入場チケット販売開始

11月1日開業の「渋谷スクランブルスクエア第I期(東棟)」は、渋谷最高峰の地上約230メートルの高さを誇る46階建ての大規模複合施設。「複合」と言われるのは、施設内の低層部に商業フロア、中高層部にイノベーションスペースやオフィスフロアなどが混在するため。コンテンツの中でも特に目を引くのが、屋上スペースに広がる展望空間「SHIBUYA SKY」(約2,500平方メートル)だ。

▲渋谷スクランブルスクエア第I期(東棟)SHIBUYA SKY 動画(提供=渋谷スクランブルスクエア)

スリバチ地形の渋谷の最も低い場所に建つビルとはいえ、地上230メートル。屋上まで昇れば、富士山や東京スカイツリーなど、東京の観光名所を360度パノラマビューで一望できる。
▲SHIBUYA SKY 屋上展望空間と新宿方面の眺望イメージ(提供=渋谷駅街区共同ビル事業者)

また、遠くの風景を眺めるばかりではなく、同施設の直下には「渋谷スクランブル交差点」を見下ろすことができ、渋谷ならではの絶景が楽しめるのも大きな特徴の一つである。
▲渋谷スクランブル交差点を見下ろしたイメージ(提供=渋谷スクランブルスクエア)

屋上展望空間「SHIBUYA SKY」の演出は、最先端のメディアアート作品を数多く手がけているクリエイター集団「ライゾマティクス」が担当し、非日常的な空間と解放感あふれる展望スペースを目指すという。
▲SHIBUYA SKY 概念図(提供=渋谷スクランブルスクエア)

SHIBUA SKYのスペースは屋上空間のみならず、チケットカウンターのある14階から45階・46階・屋上の4つのフロアで構成。14階〜45階に上がる「SKY GATE(スカイゲート)」は、展望空間(屋上)へ向けた期待感を醸成する上昇空間。
▲SHIBUYA SKY 往復エレベーター「TRANSITON POD」イメージ(提供=渋谷スクランブルスクエア)

屋上まで導く体感型エレベーター「TRANSITIONPOD」では、速度や重力に合わせて天面映像や立体音響により、日常から非日常へと人びとをいざなう。

▲SHIBUYA SKY 屋上展望空間と屋上エスカレーター上からの眺望イメージ(提供=渋谷駅街区共同ビル事業者)

エレベーターを降り、エスカレーターで昇った先に屋上展望空間「SKY STAGE(スカイステージ)」が広がる。
▲SHIBUYA SKY「CLOUD HAMMOCK」イメージ(提供=渋谷スクランブルスクエア)

▲SHIBUYA SKY「GEO COMPASS」イメージ(提供=渋谷スクランブルスクエア)

渋谷スクランブル交差点を直下に見下ろす絶景スポット「SKY EDGE(スカイエッジ)」や、ネットに寝そべり空を見上げながら寛げる「CLOUD HAMMOCK(クラウドハンモック)」、360度パノラマビューが楽しめる「GEO COMPASS」など、は渋谷のダイナミズムと解放感が味わえる。また日没後には、サーチライト18台が天空を照射し、渋谷の夜景を彩るという。
▲SHIBUYA SKY「CROSSING LIGHT」イメージ(提供=渋谷スクランブルスクエア)

さらに屋上展望空間の階下にある46階の屋内展望回廊「SKYGALLERY(スカイギャラリー)」は、テクノロジーとデータを駆使したインタラクティブ・デジタルコンテンツが楽しめる。
▲SHIBUYA SKY「PARALLEL WINDOWS」イメージ(提供=渋谷スクランブルスクエア)

▲SHIBUYA SKY「TIME RIVER」イメージ(提供=渋谷スクランブルスクエア)

たとえば、10台の4K70インチのディスプレイに映し出される映像が、来場者の行動によって変化していく「TIME RIVER」や、約30平方メートルのLEDディスプレイに渋谷の様々なデータをビジュアライズした映像と、目の前の渋谷の眺望を組み合わせた「DATA SCAPE」など、屋上展望スペースとは異なる視点で渋谷の「今」を表現するという試み。この3つのフロアを巡りながら、地上レベル、可視レベルでは見えなかった渋谷の新しい魅力を感じてもらおうというもの。いわば、単なる屋上に終わらない、テーマパークや遊園地のアトラクションに近いスペースといえるだろう。

▲SHIBUYA SKY46階カフェ&バーイメージ(提供=渋谷スクランブルスクエア)

併せて、46階にはカフェ&バースペース「Paradaise Lounge(パラダイスラウンジ)」、お土産ショップ「SHIBUYA SKY SOUVENIR SHOP(シブヤスカイスーベニアショップ)」も設けられ、国内はもちろん、翌年の五輪を控えてインバウンド客の受け皿となる新しい観光スポットとなりそうだ。日本有数の繁華街ながら、従来の渋谷には「観光スポット」と「観光土産」が欠けていた。秋の開業に伴い、同施設が東京スカイツリーのような観光スポットとして人気を得るのか、期待して待ちたい。

開業日の11月1日(金)〜11月30日(土)分のSHIBUYA SKYの入場チケットの販売は、9月1日からウェブサイトのみで先着順で予約受付を開始している。予約は9時〜22時(営業時間9時〜23時)までのすべての時間で20分ごとの日時指定が可能。12月以降のチケットはウェブのほか、窓口で当日券の販売も行う。料金はウェブチケットで大人(18歳以上)1800円、窓口チケット(当日券)2000円。

初物をいち早く体験したい方は、お早めのご予約を!
https://www.shibuya-scramble-square.com/sky/

展望施設「SHIBUYA SKY(渋谷スカイ)」
〇フロア構成:
・14階チケットカウンター
・45・46階(屋内展望施設)
・屋上展望空間
〇施設高さ:地上約230メートル
〇営業時間:9:00〜23:00(最終入場22時)年中無休

編集部・フジイタカシ

渋谷の記録係。渋谷のカルチャー情報のほか、旬のニュースや話題、日々感じる事を書き綴っていきます。

オススメ記事