渋谷のストリートで古典芸能を楽しむ「SHIBUYAルネッサンス」、今年は「大田楽」「ジャワ・ガムラン」「津軽三味線」
世界から注目が集まるエンタテイメントシティ「渋谷」を目指し、古典と現代カルチャーが融合するストリート・イベント「第6回 SHIBUYAルネッサンス」が2019年6月2日(日)、「渋谷・文化村通り」をメインステージに開催される。主催はSHIBUYAルネッサンス実行委員会。
2014年からスタートした同イベントは、「文化村通り」を中心としたBunkamuraや渋谷駅周辺の商店街や町会等で組織。渋谷は劇場や映画館、ライブハウスなどが多数集積し、国内外から注目を集める「エンタテイメントシティ」の一つ。世界の古典芸能やサブカルチャーなど様々な文化を後世へとつなぐことを目的とし、カルチャーやエンタテイメントをけん引する渋谷の地から「現代文化」と「古典文化」を融合するライブイベントを文化村通りで毎年実施している。
第6回目となる今年のイベント演目は、「SHIBUYA大田楽(だいでんがく)」「ジャワ・ガムラン」「津軽三味線」の3つ。トップを飾るのは、平安末期から鎌倉時代に大流行し芸能「田楽」を現代に蘇らせた「SHIBUYA大田楽(だいでんがく)」(13時15分〜)。日本古来の五色の衣装をまとい、花を飾った笠や楽器を身につけて、渋谷のストリートを躍動感あふれるリズムで舞い踊る。
続いての演目は、インドネシアの民族音楽「ジャワ・ガムラン」(14時〜)。中部ジャワの伝統文化の中で育まれたジャワ・ガムランは、青銅製打楽器を中心とするアンサンブルで、10数種の青銅製打楽器や太鼓、男女の声(歌)は加わり、ダイナミックかつ繊細な音楽を紡ぐ。演奏は東京音楽大学ジャワガムラン・オーケストラ、舞踊は中部ジャワ・バニュマス出身のリアントさん、ジャワ舞踊家の根津亜矢子さん、針生すぐりさんが担当する。
イベントを締めくくるのは「津軽三味線」(14時45分〜)。青森県西部の津軽地方で確立された「津軽三味線」は三味線を用いて演奏されるが、他の三味線と比べると演奏が高速で音量も大きい。その曲調は日本の民謡とは思えないほど激しく、多くの人びとを魅了しつづけている。演奏を行うのは、日本総合伝統芸能集団 井坂斗絲幸社中 喜楽座。「SHIBUYA田楽」「ジャワ・ガムラン」「津軽三味線」と異色な古典芸能が一堂にそろい、渋谷のストリートに力強く響き渡る。司会は元テレビ朝日アナウンサーで、現在フリーで活躍する朝岡聡さんが担当する。
若者の街・渋谷のストリートと古典芸能は相性が良いのか悪いのか、その答えを見つけにイベントにお出かけください。
第6回SHIBUYA ルネッサンス
〇開催:2019年6月2日(日)13:00〜15:30
〇場所:渋谷・文化村通り
〇料金:無料
〇公式:www.shibuya-renaissance.jp/
〇主催:SHIBUYA ルネッサンス実行委員会
(渋谷道玄坂商店街振興組合 / 渋谷地下商店街振興組合 / 渋谷宮益商店街振興組合 東急本店前商店会 / 渋谷中央街 / 大向地区町会連合会 / Bunkamura)
〇後援:渋谷区 / 東京商工会議所渋谷支部 / 渋谷区観光協会