ジューシーパリパリがやみつきに小樽名物「若鶏半身揚げ」
渋谷・なるとキッチン
小樽名物に行ったら絶対に食べたい名物料理として有名な若鶏半身揚げ。「若鶏時代なると」からのれん分けして東京に進出した一号店の五反田に続き、2018年5月に二号店となる渋谷店がオープン。ちょうど1年を迎えます。
お話をうかがったのは「なると」創業者の実孫で料理長を務める佐藤さん。 「もともと小樽で、鉄板を使った居酒屋をやっていまして。そこで若鶏の半身を焼いて提供していたそうなんですね。焼くと時間がかかるのとなかなか売上が伸びないということで、揚げることを思いついたそうです」
その若鶏半身揚げがこちら! かなりのボリュームです。
皮のパリパリ感が伝わるでしょうか。ふんわりと香るスパイスが、グーとお腹を鳴らします。
「口に入れたとき、皮はパリっと肉はジューシーに仕上がるのがポイントです。冷凍ではなく、生の国産若鶏を使うことが大事です。それに衣はつけず、秘伝のスパイスだけで高温で一気に揚げます。秘伝のスパイス祖父が開発したもので、塩をメインにしたシンプルなものなんですが、食べ飽きず、冷めても美味しいというのが特徴です」
ランチ時は、ビニールの手袋がついてくるそうで、豪快にかぶりつくことができますが、今回は店員さんにお願いして部位ごとに分けてもらいました。
「まず、ももとむねのところを半分に割ります。後ろ側に切り込みが入っているので、足の部分を持って少しひねるとすぐにさけますよ」
手際良く、手羽先・むね・ささみ・鶏皮・ぼんじり・ももなど、おおまかに5つの部位に分けてくれました。
「北海道出身の人は、わりとみなさん出来ますし、こちらで一度自分でやるところをお見せするとすぐにできるようになりますね。ランチ時はみなさん自分でサササッと分けて食べてらっしゃいますよ」
鶏肉の淡泊さに風味と旨みをもたらすスパイス。皮皮のパリパリ感としっとしとしたお肉の美味しさで、あっという間にたいらげてしまいました。
「ランチでも夜でも、あまったお肉はお持ち帰りいただけます。気軽に店員に“持ち帰りにしたい”と伝えてください」
こちらは夜のメニューで大人気の「鶏肉全種盛り」。
左上から鶏皮、もも、器に入っているのが砂肝のアヒージョ、ハツ 中央が、ぼんじり、むね肉、ヤゲン軟骨 右列が、ふりそで、手羽元ザンギ、レバー
すべてのお肉に対して、味付けと揚げ方を変えているそう。鶏皮はパリッパリ。さっぱりとしたむね肉、手羽先の脂身も最高にジューシーです。
さらに美味しく食べられるようにと3種類のタレがついてきます。 「さっぱりと食べられるおろしポン酢と自家製のタルタルソース、そして黄色いのは粉醤油です」
カレーパウダーだと思っていました。
「驚かれる方が多いです。塩をつけるようにちょこっとつけると口の中に醤油の風味が広がります。醤油をかけるよりもしょぱくなく、風味が広がるという良さがあります」
季節ごとにおススメの料理もあり、写真にあるようにあさりやカツオなど、鶏肉以外のメニューも用意されている。鶏づくしのコースなどもあり、会合や女子会などで使う人も多いとか。
「ランチも夜も平日はサラリーマンの方がほとんどですが、土日はファミリーで来てくださる方も多いです。半身は、自分で分ける楽しさもありますし、いろいろな部位を味わえることも人気の秘訣かと思います」
そして、「コスパ最高!」と人気の高いランチのメニューはこちら。
【若鶏半身揚げ定食】1,000円
【小樽ザンギ定食】850円
【小樽ザンギ丼】800円
【自家製鶏そぼろ丼】750円
という定番メニューに加えて、季節のメニューとして「鶏と野菜のスープカレー」と「鶏つくねメンチカツ定食」が用意されています。
「季節のメニューは、夏場になるとサルサソースを使ってさっぱり食べられるようなものや激辛なものなどに変わります。今年は、何が出るか楽しみにしてもらえたらうれしいです」
すべてのランチにお味噌汁と小鉢がついており、ごはんは、白米or生姜ごはんから選べ、大盛りは無料。ドリンクは100円でランチビールの用意もある。
なるとキッチン渋谷店
〇住所:渋谷区渋谷3-6-19
〇電話:03-6805-1985
〇営業:(昼)11:30~14:30(夜)17:00~23:00
〇公式:http://www.naruto-kitchen.com/shop_shibuya.html
オオバリエ
楽しく美味しく食べることが好きで、魅力的なお店の情報を聞きつければ都内を中心に車を飛ばして行きまくり。憧れは海外旅行に行って美味しいものを食べまくることです。