渋谷ジャムセッションVol.7
オルケスタ・デル・ソル ライブinクロコダイル
& 森村献『マンテカ』発売速報!
前回、ロス・バンバンのライブレポートで、「渋谷にある“サルサ基地”で元気がいいのは、ジャパン・サルサの拠点『クロコダイル』くらい」と書きましたが…わずか数週間後の10月15日、そのクロコで日本サルサ界の雄・オルケスタ・デル・ソルのライブが行われたので、早速カメラ片手にお邪魔してきました(写真1)。 デル・ソルは1978年に、パーカショニストのペッカーを中心に結成されたサルサ・バンド。いや、そもそもデル・ソル以前の日本音楽界には“サルサ・バンド”なんて概念は無かったはずだ。90年代以降日本でも大きなブームとなったサルサ、その発火点となったのがデル・ソルなのだ。
(左から)ピアニスト・森村献、ベーシスト・渋谷和利、パーカショニスト・都筑章浩、デル・ソルが誇るスゴ腕ミュージシャンたち(写真2)。
ラストはいつものごとく大ダンス大会となりました(写真3)。
来月11月18日、デル・ソルのピアニスト・森村献のアルバム『マンテカ』が発売となります(写真4)。
マンテカとはスペイン語で、バター・油脂などを表す単語で、アフロ・キューバン・ジャズの大スタンダード曲のタイトル。アルバム『マンテカ』は、このラテン音楽ファンにはお馴染みの定番曲を斬新なアレンジで料理した表題曲を筆頭に、技巧とアイデアに満ちた、それでいて聴いて楽しい名演が満載された作品集だ。前作から4年ぶりとなるアルバムだけに、森村献の創作エネルギーが沸き上がる内容となっている。サルサ、キューバ音楽といった枠を越えた、鍵盤奏者・アレンジャーとしての森村の“匠”を味わいたい。
このアルバム、渋谷近辺ではタワーレコード、HMV等でレコメンドされるでしょう。
森村献ニューアルバム『マンテカ』日本人によるサルサ音楽の誕生から、常にその中心人物として携わってきたピアニスト森村献。
4年ぶりの新作はジャンルを超えた話題作!
神保彰(drs)、本田雅人(sax)、落合徹也(vln)等トップ・プレイヤーが参加
定価¥2940(税抜¥2800)
発売元 UNO.INC
『UNO.INCサルサ120% オフォシャルHP』
『森村献オフィシャルHP』
ゲストブロガー/高橋 慎一(たかはし・しんいち)さん |
高橋慎一(フォトグラファー)
98年よりフリーランス・フォトグラファーとして独立。現在、雑誌・書籍・CDジャケットなどで活躍中。また、ライターとして音楽関係、海外紀行、ドキュメント記事等を雑誌や書籍で精力的に執筆。