【レポート】渋谷・文化村通りにレッドカーペット! スペシャルゲストにDream Amiさんも登場
渋谷ファッションウイーク
ストリートファッションショー「SHIBUYA RUNWAY」
〇日時:2018年10月21日(日)13:30〜14:10
〇会場:文化村通り 交通規制エリア(渋谷区道玄坂近辺)
〇主催:渋谷ファッションウイーク実行委員会
〇出演:Dream Amiさん(アンバサダー)、干場義雅さん(ナビゲーター)
〇公式:http://www.shibuya-fw.com/
渋谷ファッションウイーク(会期:2018年10月11日〜21日)のメインイベントとして10月21日(日)、渋谷駅周辺を交通規制し、ストリートファッションショー「SHIBUYA RUNWAY」が開催された。前日の雨模様から一転し、青空が広がる秋晴れに恵まれた同日、 渋谷のショップ店員らが「渋谷文化村通り」に敷かれたレッドカーペットの上を自ら闊歩し、今シーズンの新作ファッションをアピールした。
「ファッション」を軸とする同イベントは、cocoti SHIBUYA、SHIBUYA109、渋谷キャスト、渋谷ヒカリエ、渋谷ヒカリエShinQs、渋谷マークシティ、渋谷マルイ、渋谷モディ、西武渋谷店、東急百貨店 東横店、東急百貨店 本店、MAGNET by SHIBUYA109の大型商業施設12店舗と地元商店街が連携して展開する共同キャンペーン。2014年春からスタート以来、春(3月)と秋(10月)の年2回開催され、今回で10回目を迎えた。再開発が進む「渋谷の街」のにぎわいや活性化の創出、さらには2020年に向け、銀座や新宿、秋葉原などに負けぬ「観光都市」としての存在感をアピールするべく、企業間の障壁を乗り越えて「共同キャンペーン」という形で高いシナジー効果を追求している。
シブヤランウェイの一番の特徴は、渋谷の街中や屋外をランウェイに見立てて、ショーを展開する点にある。過去には「金王八幡宮の参道」「渋谷キャストの広場」などにレッドカーペットを敷くなど、街ぐるみならではのイベントの強みを生かしている。
今回のイベントでは道路を交通規制し、「文化村通り」にレッドカーペットを敷くという試み。百数メートルにわたり一直線に伸びる真っ赤な「ステージ」は、「渋谷の街」を背景とする圧巻の光景が広がった。
当日のファッションショーでは、1部として「Tokyo新人デザイナーファッション大賞」を受賞した新進気鋭の若手デザイナーである「中園わたる(CHONO)、「植木沙織・米田年範(FURUGI−NI−LACE)」のショー、2部として各ブランドのショップ店員らが自ら参加するショーの2部構成で展開された。
大勢の観客が注目する中で、モデルに扮した32名(18ブランド)のショップ店員たちはやや緊張しながらも、ランウェイを笑顔でウォークしてアピールした。
ショーの最後にDream Amiさんがゲスト登場すると、会場の空気は一層ヒートアップ。青とピンクのワンピースに身をつつみ、軽やかなウォーキングを披露した。
「ランウェイを歩いた経験はあまりないので、すごく緊張しました。大阪から上京してきたので、渋谷に対する憧れは10代の頃にものすごくありました」(Amiさん)と渋谷に対するイメージを口にした。今回のファッションのポイントについて、Amiさんは「元気やポジションなイメージを表現できる衣装がいいなと思い、少しレトロ感も取り入れた。好きなピンク色の衣装を作っていただきました」と笑顔を見せた。
さらにランウェイ終了後には、Dream Amiさんのライブパフォーマンスが文化村通りの特設ステージで行われ、多くの観客がAmiさんの歌声に魅了された。
秋を彩る恒例イベントとして定着する渋谷ファッションウイーク。昨今、「ファッション= 原宿」というイメージも強いが、渋谷が得意とする「街イベント」で世代間を越えた人びとが楽しめるライブエンターテイメントに仕上げられていた。次回の開催は2019年春になるが、次は街のどこを舞台にしてショーが開催されるのか、期待が膨らむ。