渋谷文化プロジェクト

渋谷をもっと楽しく!働く人、学ぶ人、遊ぶ人のための情報サイト

秋到来!目の前で「作りたて」を味わえるモンブラン/ 代々木八幡・モンブランスタイル

台東区・谷中銀座商店街にある人気店「和栗や」のセカンドブランドとして2018年5月に代々木八幡にオープンしたモンブラン専門店「モンブランスタイル」。オープン以降、初めての新栗の季節がやってきたので、満を持してのご紹介です。

このお店の特徴は、まるでお寿司屋さんのような白木のカウンターに座り、対面でモンブランが作られていくのを観ることができるということ。注文を受けると、「和栗や」代表取締役であり「モンブランスタイル」の店長である竿代さんが、目の前で一つひとつ丁寧にモンブランを作ってくれます。

メインのメニューは「モンブラン デセル」と「モンブランパフェ」の2種類のみ。
「モンブランデセル」は、単品でレギュラー1112円と約1.3倍の大きさのラージが1389円。「モンブランパフェ」の単品は1389円。さらに厳選された「モンブランに合うお茶」とのセットが用意されています。

【金額はモンブランデセル・レギュラーのセット/モンブランパフェのセット】
・厳選 茎ほうじ茶セット 1482円/1760円
・特選 手摘み上煎茶セット 1667円/1945円
・茎ほうじ茶ラテ(無糖) 1667円/1945円
・純米酒 稲里「山」セット 1575円/1952円
モンブランデセルをラージにするとプラス278円(すべて税別)

今回は、「モンブラン デセル」(レギュラー)が出来上がるまでの工程を写真でお届けします。

雰囲気のある笠間焼の器に日本料理や和菓子を作るときに使われる木製の小田巻を使って、モンブランクリームを円状に絞ります。

ふんわりと絞ったモンブランクリームの形を整えます。

中心部分に栗の渋皮を使用した濃厚なモンブランペーストを入れ、その上に北海道根釧産で低温殺菌された無糖の生クリームをのせていきます。

生クリームの上には国産飼料100%の奥久慈産平飼い卵を使用したというメレンゲを。このサクッとした食感がいいアクセントになるわけですね。

さらに、その上からモンブランクリームをたっぷりと盛り付け。目の前で繊細に積み上げられていくライブ感にテンションが高まります。

最後に粉砂糖をふりかけて、完成!

「栗の風味、作りたてならではの空気をたっぷりと含んだ状態を味わっていただくには“作りたて”である必要があるんです。時間が経つと劣化していってしまうので、この美味しさをいちばんいい状態で味わってもらうにはどうするのがいいかと考えたときに、このカウンタースタイルになったんです」と竿代さん。

「谷中の「和栗や」では店内イートインスペースで造りたてのモンブランを提供してきましたが、キッチンで作ると、作りたて感が伝わりづらいんですね。ひとつひとつ作ることで多少お時間もいただきますので、ただ待っていただくよりも、カウンターで作っていることを感じてもらえる方が楽しいかなとも思って」

実は、出来上がったモンブランを2つにカットして中を見せたいと考えていたのだが、スプーンを入れただけでホロホロと形が崩れてしまう柔らかさから断念。スプーンで中心に入っている栗のペースト、生クリーム、メレンゲとマロンクリームをゆっくり丁寧に取り、なんとか上の写真になりました。ひと口食べると……口の中でほろっとほどける美味しさ! 口に入れた瞬間のまろやかさ、鼻に抜ける栗の風味。濃厚だけれどさっぱりとした甘さ。これは、行列ができるのもうなづける。

「いろんな国の栗がありますが、うちは和栗にこだわっています。皮が取りづらいのですが、大粒で風味が強いので。9月からは新栗になっているので、さらに美味しくなっていますよ」

さらに竿代さんお勧めの温かいほうじ茶を口にふくむと、これまたびっくり。口の中がさっぱりとして、最初のひと口と同じぐらい栗の香りと甘みを感じることができるのだ。

「そうなんです。お鮨を食べるときにお水とお茶では味わいが違うのと同じです。お茶で口の中の脂を落とすことが大事だと思います。さらに、うちでは縁あって茶聖・小室栄寿氏の希少な日本茶を使っていますので、相乗効果が得られると思いますよ」

そして、旬のフルーツと栗を合わせた「モンブラン パフェ」も紹介しよう。季節によって桃やメロンのシャーベットを使ったものもあるのだが、今回は通年あるという小豆のパフェをいただく。

パフェグラスにたっぷりと小豆が入れられる。季節限定ものを選んだ場合は、このボトム部分がシャーベットになるそうだ。さらに自家製のアイス、生クリームの上にメレンゲが乗せられる。アイスは、和栗ペーストを50%加えているということで、どちらかといえばジェラートのような滑らかな食感だ。アイスのように作り置きせず、その日に使いきる。さらに、こちらも出来たてを食べてほしいという想いから、1日3回仕込んでいるそう。

パフェの上には、モンブランデセルのミニ版として、栗のペーストが乗り、上からはモンブランクリームが絞られる。濃厚なモンブランにひんやりとしたアイスのマッチングは絶妙。さらに言うまでもなく、小豆と栗の相性はばっちりだ。

「現在は、100食限定にさせていただいています。それ以上になると最後のお客様に提供するお時間が大変遅くなってしまうんですね。一つひとつ丁寧に作っていきますので、お時間ありますときにぜひ味わいに来ていただけるとうれしいです」
カウンターは8席。順次入れ替え制だ。9月現在は栗の季節ということもあり、最高のモンブランを味わいたいと、これまで以上に行列が伸びている。整理券は11時より配布して、だいたいお昼過ぎには配布終了しているそう(土日は12時前になくなることも多いとか)。

Mont Blanc STYLE(モンブラン スタイル)
〇住所:渋谷区富ヶ谷1-3-3
〇営業:12:00〜19:00(材料が無くなり次第終了)
〇電話:070-4343-1568(19時以降)
〇定休:水曜(ほか、畑作業のため臨時休業有り)
〇公式:https://www.montblancstyle.com/

オオバリエ

楽しく美味しく食べることが好きで、魅力的なお店の情報を聞きつければ都内を中心に車を飛ばして行きまくり。憧れは海外旅行に行って美味しいものを食べまくることです。

オススメ記事