レコメンド 今週、編集室が推薦するカルチャー

12月前半のリコメンドコーナーでは、渋谷ヒカリエ「8/」内で実施される展示・イベントからおすすめ企画をピックアップして紹介します。 「COURT」では東洋大学建築学科の学生による、「郊外都市の将来像」をテーマにした新しい公共スペースのあり方を紹介。「ART GALLERY」では、西洋美術史を踏まえた作品作りが評価される正統派画家・桑久保徹さんの個展が始まっています。「CUBE 1,2,3」では12日から、現代美術の巨匠から若手まで幅広い作家のプリント、エディション、マルチプル作品を展示・販売します。
イルミネーションがきらめき、クリスマスに向けて若者たちが浮き足立つ東京の12月。公共施設、正統派絵画、複製アートまで、幅広い表現を紹介する「8/」に、初めてのデートに出かけてみては?2人でフロアをめぐれば、お互いが好きな世界観に新しい発見があかるかもしれません。

8/201212×建築

タイトル
公共建築から考えるソーシャルデザイン・鶴ヶ島プロジェクト2012
開催場所
渋谷ヒカリエ「8/」内「COURT」
開催期間
2012年12月3日〜2012年12月8日
開催時間
11時〜20時
入 場 料
無料
作  家
東洋大学建築学科の学生ら

公共建築から考えるソーシャルデザイン

 


高度成長期に人口が大量流入した郊外都市では、公共施設群の老朽化と住民の高齢化が同時進行し、将来財政難に陥ることが予想されています。東洋大学建築学科の学生55名は、そのような状況に応えようと埼玉県鶴ヶ島市の全面的な協力を得て、2012年4月から7月にかけて地元住民とワークショップを繰り返し、郊外都市の現状をつかみ、将来像を示す「鶴ヶ島プロジェクト」に取り組みました。ここではその成果物としてパネルと模型群を展示します。

8/201212×絵画

タイトル
桑久保徹展
開催場所
渋谷ヒカリエ「8/」内「ART GALLERY」
開催期間
2012年11月28日〜2012年12月17日
開催時間
11時〜20時
入 場 料
無料
作  家
桑久保徹

桑久保徹展

桑久保徹「遊ぶ刺繍屋」2012©Toru Kuwakubo


現代日本のアーティストの展覧会シリーズとして、第一回目に桑久保徹展を開催致します、VOCA奨励賞(2012年)等受賞し、国内外で個展を開催。オイルを混ぜず油絵具を分厚く盛り上げて描く古典的な技法と、彼の心象風景を重ねあわせて作品を作り上げています。本展では意欲的な最新作を発表致します。

8/201212×プレゼント

タイトル
アートの贈り物〜現代美術の巨匠から若手アーティストまで
開催場所
渋谷ヒカリエ「8/」内「CUBE 1,2,3」
開催期間
2012年12月12日〜2012年12月24日
開催時間
11時〜20時
入 場 料
無料

アートの贈り物

岡本太郎「眼と眼」1977©Taro Okamoto


より広く鑑賞者の手に渡るよう、複数制作されるプリント・エディション・マルチプル作品は、現代の技術でさらに多様な表現が可能になりました。巨匠から若手までの手による版画や写真、立体作品など、身近なアート作品が展示販売されます。出展作家:ピーター・ブレイク、福井篤、ジャスパー・ジョーンズ、草間彌生、リチャード・ハミルトン、ダミアン・ハースト、廣瀬智央、川島秀明、デヴィッド・リンチ、三宅信太郎、村上隆、奈良美智、落合多武、岡本太郎、オノ・ヨーコ、ゲルハルト・リヒター、マーク・ライデン、菅木志雄、デヴィッド・シュリグリー、杉戸洋、田中敦子、テリー・ウィンタース、リウ・イエ 他


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