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★ウィゴ・モーテンセン主演『涙するまで、生きる』トークイベント出演★

渋谷シアターイメージフォーラムで現在、ウィゴ・モーテンセン主演の映画『涙するまで、生きる』が上映中!本日(5/31)、17:05の上映終了後、ヴィヴィアン佐藤がトークショウに出演いたします。

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一昨年。生誕百年記念として、ノーベル文学賞受賞作家カミュの自伝的遺作『最初の人間』が制作、世界中で上映されました。素晴らしい作品でした。
フランスとアルジェリア、両国に引き裂かれたカミュ自身。
『涙するまで、生きる』は、カミュの短編集『転落・追放と王国』の、なかの『客』の映画化。またニック・ケイヴ音楽でも話題です。
フランスからの独立運動が高まる1954年、アルジェリアで、元軍人の教師ダリュのもとに、殺人の容疑をかけられたアラブ人のモハメドが連行されてくる。モハメドを町まで送り届けるよう命じられるが、モハメドの命を狙う者たちの襲撃や争いに巻き込まれ、、、
哀しすぎるほど美しいアルジェリアの風景が目に焼き付きます。

今年に入り、記憶に新しいシャルリエブド襲撃事件。
射殺した兄弟はアルジェリア出身の兄弟。今作はアルジェリア独立戦争時に、フランス本土とフランス領のアルジェリアの内戦をもとに、アルジェリア内でフランス国内と同様の権利を得ていたヨーロッパ系入植者コロンと、先住民であるベルベル人やアラブ系住民との確執、パリ中央政府とフランス軍部との確執、、
実に複雑な状況下の独立戦争でもあり、内戦でもありました。
善悪は果たしてどこにあるのか。属性とはどんな意味を持ち得るのか、、を中心に語りたいと思います。。

カミュはたくさんの興味深い名言を残しました。

私の後ろを歩かないでください、
私はあなたを何処へも連れて行けないから。
私の前を歩かないでください、
私はあなたについて行けないから。
私の隣で、いつも一緒に歩いて欲しい。
だって私たちは友人なのだから。

私は犬に対して、昔から揺るぎない愛着を持っている。
犬が好きな理由は、彼らは私のすることをいつも許してくれるからである。

労働なくしては、人生はことごとく腐ってしまう。
だが、魂なき労働は、人生を窒息死させてしまう。

世間に存在する悪は、大半が常に無知に由来する。
知識がなければ、よい意志も悪意と同じくらい多くの被害を与えることもあり得る。

ヴィヴィアン佐藤(非建築家)

非建築家、アーティスト、ドラァククイーン、イラストレーター、文筆家、パーティイスト、、、と様々な顔を持つ。独自の哲学と美意識で東京を乗りこなす。その分裂的・断片的言動は東京では整合性を獲得している。。。なんちゃって。

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