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新商業施設「ログロード代官山」第1弾開業− 憧れの西海岸を感じるショップ

4月17日(金)、代官山の新名所となる新商業施設「LOG ROAD DAIKANYAMA(ログロード代官山)」がオープンした。

東横線の地下化に伴い、代官山駅近くの旧渋谷第一踏切から渋谷方面に向かって、全長220メートルの線路跡地を開発した同スペース。敷地面積3,200平方メートル、旧線路のあった細長いスペースを生かし、四季折々の花と緑が囲む散策路が真っ直ぐ伸び、その道沿いに低層の5棟の商業施設が十分なスペース保ちながら並ぶ。まるで別荘地のコテージのような佇まいだ。都会とは思えぬ、ゆとりと贅沢さを感じる。
この新しい商業施設を総合プロデュースしたのは、渋谷ヒカリエの6、7階のレストランフロアを担当したことでも知られる柴田陽子さん。ご自身も代官山で働き、代官山で暮らす住人の一人として「毎日行きたくなる場所とは何かを追求しながら臨んだ」という。そのほか、基本計画はTHINK GREEN PRODUCE代表・関口正人さん、建築デザインはジェネラルデザイン代表・大堀伸さん、ランドスケープデザインは、白金台・BIO NURSERIESを運営する齊藤太一さんが手がけた。
5棟から構成される同スペース内には、1号棟にクラフトビールを提供するキリンビールの新業態「SRRING VALLEY BREWERY TOKYO(スプリングバレーブルワリー東京)」。2〜4号棟には、米ロサンゼルス発のライフスタイル提案型の複合セレクトショップ「Fred Segal(フレッド・シーガル)」が海外初出店。また5号棟には、5月以降に米サンフランシスコ発「TARTINE BAKERY & CAFE(タルティーン ベーカリー&カフェ)」がオープンする予定だ。

昨日、「スプリングバレーブルワリー東京」についてはこちらで記事紹介しているので、併せてご覧ください。本日は、2〜4号棟を占める日本初上陸の「フレッド・シーガル」について詳しく紹介したいと思う。

さて、フレッド・シーガルというブランドをご存知の方はどのくらいいるだろうか? 

1961年、LAのメルローズ通りで創業した老舗のセレクトショップで、ハリウッドセレブにもファンが多い。日本進出では、同じくLA発のセレクトショップとして人気の高い「ロンハーマン」が先行しているが、地元メルローズでは隣り合わせにショップを構え、互いにカルフォルニアを象徴するブランドとして知られる。
では、創業50年以上の歴史を持つ老舗ブランドが、なぜアメリカ以外の海外初出店先として「代官山」を選んだのだろうか? 青山でも表参道でもなく。

オープンを控え、来日したフレッド・シーガル最高経営責任者のポール・ブラムさんは「代官山はとてもビューティフルな環境で、さらに一番大事な理由は住宅街であること。私たちフレッド・シーガルは『ネイバーフッドストア』といい、近所の方々に気楽に来てもらえるお店をコンセプトにしている。代官山はそれにぴったりな場所だと思う。また素敵なスモールショップやレストラン、カフェがたくさんあり、私たちもそのコミュニティの一員になりたい」という。都会でありながらも、住人たちの生活を身近に感じることが出来る、そんなローカルな一面を持つ代官山に魅力を感じてもらえたようだ。
店外のフレッド・シーガルのキッチンカーでは、ホットドッグなどのフードやワイン、ソフトドリンクなどの販売を行う。

商品展開は、フレッド・シーガルのテイストを保ちつつも、「メイド・フォー・ジャパン」「ローカライズ」を重視し、日本人好みを優先していく。「友達の家に遊びに来たような感覚で過ごしてほしい」(ポール氏)とくつろぎの場であることをアピールする。

同スペース内で、フレッド・シーガルは3棟(売場面積220坪)を運営し、アメリカ西海岸の自由で個性的な世界観を表現していく。まず、代官山駅側の入り口から歩いて最初に出会う2号棟は、フレッド・シーガルがセレクトする食マーケット「THE MART AT FRED SEGAL(ザ マット アット フレッド シーガル)」を展開。オーガニックやローフードの先進エリアである西海岸の食生活やスタイルを伝えるフード、生活雑貨などを取り扱う。

カムデンズブルー・ドーナッツの内観。白を基調にトリコロールカラーのラインが特徴。

中でも注目は、ポートランドで人気を誇るドーナツ店「CAMDEN’S BLUE DONUTS(カムデンズブルー・ドーナッツ)」がショップ・イン・ショップの形態で出店。「大人のドーナツ」を目指すカムデンズブルーの特徴は、オーガニックなどの「食材」や「手作り」に加え、 ドーナツの上にかけるフレーバーにもこだわる。創業者のマイカ・カムデン氏は「フランス料理のロブションからインスピレーションを受ける」といい、フレーバーの研究にも余念がない。
オープン時は、米国で人気が高いコアントローシロップが付いた「コアントロークリームブリュレ」(380円)や、アップルとレーズンを練り込んだ「ハードアップルサイダーフリッター」(380円)、「ブルーベリーバーボンバジルリング」(380円)など8種類をそろえる。また日本オリジナル商品として、最高級の宇治抹茶を使った「抹茶ケーキ」(350円)を用意するなど、ローカル食材にも注力していく。
右から1番目)カムデンズブルー・ドーナッツ 創業者 ケィティ・ポープ氏、右から2番目)フレッド・シーガル 最高経営責任者 ポール・ブラム氏、右から4番目)カムデンズブルー・ドーナッツ 創業者 マイカ・カムデン氏

3号棟は、レディースアパレルをはじめ、コスメ、ライフスタイル雑貨を扱う「Fred Segal WOMAN(フレッド シーガル ウーマン)」。「Precious moment for myself(密かな贅沢)」をテーマに、パワフルに生きる現在女性にフォーカスしたライフスタイルの提案を行うという。
オープン記念として4月17日(金)より、MOLISKINE(モレスキン)とフレッド・シーガルがコラボしたノート(2,800円税抜)、PORTER(ポーター)とコラボしたナップサック(18,500円税抜)、「トラベルセット」(10,000円税抜)を限定発売する。
4号棟は、大人の男性向けのアパレルや趣味、雑貨などを扱う「Fred Segal MAN(フレッド シーガル マン)」。
「Filling the needs and lifestyle of men with curiosity(好奇心に満ちた大人の男性のニーズとライフスタイルを満たす)」をコンセプトにモード、ストリート、ヴィンテージ、カルチャー等のカテゴリーから、フレッド・シーガル独自のスタイルを発信していく。同棟2階の奥には開放的なルーフテラスがあり、休憩やくつろぎの場として利用ができる。
オープン記念として4月17日(金)より、英国王室御用達のシューメーカー「Tricker’s(トリッカーズ)」とコラボし、フレッド・シーガル限定シューズ(83,000円税抜、トリノコール/ブラックの2色展開)、「TANNER GOODS(タンナーグッズ)」とコラボしたフレッド・シーガル別注カラーのコインケース(7,400円税抜)を販売するという。

そのほか、ログロード代官山には、人びとが気持ちよく集い、憩うことが出来る仕掛けが多々見られる。
散策路の途中には、自然素材を使ったベンチや、木陰にはちょっと腰を下ろしたくなる丸く大きな石が点在。ベビーカーなどのスロープにも腰が掛けられる工夫が凝らされている。
創りすぎた人工的なランドスケープや植栽ではなく、自然味を感じる。左写真の木には、カマキリの卵がしっかりと付いていた。もうまもなく、代官山生まれのカマキリの子どもたちがふ化することだろう。
「シリコンバレー」「サードウェーブコーヒー」「ポートランド」など、どうして僕らは、こんなにも西海岸のライフスタイルに憧れてしまうのだろうか。代官山の「山」の中で、ぜひ西海岸の爽やかな風と匂いを感じてほしい。また、自然素材で作られたコテージ風の各施設や、散策路の植栽は時間を経るごとにどう変化を遂げ、味わいを深めていくのか、これからも見続けていきたい。

LOG ROAD DAIKANYAMA(ログロード代官山)
■所在地 :渋谷区代官山町13-1
■URL :http://www.logroad-daikanyama.jp/
■店 舗 :
<4月17日(金)オープン>
SRRING VALLEY BREWERRY TOKYO(スプリングバレーブルワリー東京)
Fred Segal (フレッド・シーガル)
<5月以降オープン>
TARTINE BAKERY&CAFE(タルティーン ベーカリー&カフェ) 

編集部・フジイ

渋谷の記録係。渋谷のカルチャー情報のほか、旬のニュースや話題、日々感じる事を書き綴っていきます。

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