代々木公園、恒例の「東京レインボープライド」開催へ 美川憲一さんのライブも
「生」と「性」の多様性を発信する啓発イベント「東京レインボープライド2023」が4月22日(土)・23日(日)、代々木公園イベント広場で開催される。
LGBTQ(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、クエスチョニング)をはじめとするセクシュアル・マイノリティ(性的少数者)が差別や偏見にさらされることなく、当たり前に生きていける社会の実現を目指す同イベント。10周年の節目を迎えた昨年は 3年ぶりに代々木公園で開催し、新型コロナ感染症対策に伴い人数制限しながらの開催にも関わらず、延べ66000人を超える動員を数えた(コロナ以前の2019年の動員数は約20万人)。
今年のテーマは「変わるまで、続ける」。先進国に比べLGBTQに関する法整備などが進んでいない日本では、解決できていない課題が数多くあるのが実情。なかなか劇的には変わらない環境下のなか、「諦めずに変わるまで続ける」という強い想いを、今年のテーマに込めている。2日間にわたるイベントでは、プライドパレード、ゲストアーティストによるライブパフォーマンス、企業・支援団体による約200のブース出展、10カ国以上の大使・公使によるステージ登壇など、様々なコンテンツが展開される
野外ステージで開催される「ブライトフェスティバル」では、2日間にわたりアーティストによるライブパフォーマンスなどを実施。主な出演者は東京ゲゲゲイさん(22日)や、八方不美人さん(22日)、ミラクルひかるさん(22日)、バービーさん(23日)、ryuchellさん(23日)らに加え、今年は歌手生活59周年を迎える美川憲一さん(23日)が初登場しステージを繰り広げる。22日のMCは、ドラァグクイーン・タレントのベビー・ヴァギーさん、TRP共同代表理事の山田なつみさん、23日のMCは、小原ブラスさん、女装パフォーマーのブルボンヌさんが務める。
野外ステージと共に、イベントの核となるのが23日に実施される恒例の「プライドパレード」(13時開始)。レインボーカラーに装飾された「フロート」と呼ばれる山車がパレード参列者を先導し、参加者は思い思いの装いで、音楽に合わせて代々木公園から渋谷〜原宿の街を行進する。10代・20代を中心にしたTRP公式プロジェクト「YOUTH PRIDE JAPAN(ユースプライドジャパン)」、全国のプライドイベント主催団体から構成される「JAPAN PRIDE NETWORK(全国プライドネットワーク)」フロートのほか、今年はG7・EUを中心とした各国大使館及び大使館関係者が集まる「Pride7+(プライドセブンプラス)」や、北欧5カ国の大使館、台湾、韓国の団体などのフロートが出走するなど、パレード参加団体数が過去最多。代々木公園から渋谷〜原宿周辺を巡りながら鮮やかに彩る。パレード参加希望者は、会場内にある専用受付ブースで申し込み可。
「ちがいを ちからに 変える街。」を基本構想に掲げる渋谷で、LGBTQだけではなく全ての人が公平で、幸せに暮らせる「多様な社会の実現」について、同イベントの参加を通じてじっくりと考える機会にしてみてはいかがでしょうか。
東京レインボープライド2023
○日時:2023年4月22日・23日 11:00〜18:00
〇会場:代々木公園イベント広場・野外ステージ
〇出展:ブース等の出店者数(企業・団体・飲食):約200社・団体
Yes Fee: Free
○ Organizer: Tokyo Rainbow Pride, a non-profit organization
○ Support: Shibuya-ku,
○ official:http://www.tokyorainbowpride.com/