銀座線直上の歩行者デッキ「ヒカリエデッキ」オープン 賑わいスペースとしても活用
渋谷ヒカリエの北側、東京メトロ銀座線線路の直上スペースに2021年7月15日(木)、歩行者デッキ「渋谷ヒカリエ ヒカリエデッキ」がオープンする。
渋谷ヒカリエ3・4階に接し、隣接する宮益坂と並行して整備された同デッキ。
渋谷ヒカリエに接続する東京メトロ銀座線や、地下3階にある東急東横線・渋谷駅改札口から宮益坂上までスムーズな移動が可能となり、渋谷駅東口エリアの利便性が高まることが期待される。
また、同デッキは歩行者ネットワークとしての役割に留まらず、キッチンカーの出店、季節の植栽・ベンチを整備し、憩いの場やイベントスペースとして活用。夜間にはムービングライトによる光と音の演出を行い、にぎわいを創出していくという。
さらに今秋にはアーティスト参加による大規模な壁面アートを展開するほか、デッキと渋谷ヒカリエが接続する4階アーバン・コアのスペースには、コミュニティFM「渋谷のラジオ」がサテライトスタジオを構えることも決まっている。
将来的には、ヒカリエデッキから東京メトロ銀座線の直上を歩行者通路として整備し、渋谷スクランブルスクエアや渋谷マークシティまで、空中通路「スカイデッキ(仮)」(赤線)が伸びる計画だ。谷底地形の真ん中にある渋谷駅の周囲には、道玄坂、宮益坂など坂があり、歩行者にとってはアップダウンの多い歩きにくい地形といえるが、スカイデッキの整備でこうしたまちの課題が克服される。
幹線道路に阻まれることなく、渋谷ヒカリエ(宮益坂)から渋谷マークシティ(道玄坂)までをフラットにつなぐ歩行者通路の完成で、渋谷のまちの東西間の移動の利便性が飛躍的に向上しそうだ。